sqlbetweenの範囲指定構文や抽出例を徹底解説！数値・日付・文字列での使い方と注意点

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著者：ハウスケアラボ運営局

「SQLのBETWEEN演算子って実際どう使うのが正解？」と迷っていませんか。
複雑な範囲指定も、わずか1行のSQLで効率的に抽出できるBETWEENですが、想定外の抽出結果やパフォーマンス低下で困った経験はありませんか？

BETWEENを使った範囲指定は、業務システム開発やデータ分析の現場で日々活用されています。実際、国内大手企業でも導入が進み、大規模データベースでは数千レコードの抽出を1秒未満で実行するケースが珍しくありません。しかし、日付型や文字列型では誤った指定が原因で欲しいデータを取りこぼすミスがよく起きています。

たとえば、日付範囲の指定方法ひとつで業務上のレポートに数百件単位の漏れが生じることも。さらに、MySQL・PostgreSQL・Oracleといった主要なデータベースごとに、BETWEENの仕様や扱いは少しずつ異なっています。

正しい使い方と落とし穴、それぞれのデータ型・条件での注意点を把握することで、SQLの品質も大きく向上します。

これから、「なぜBETWEENで意図しない結果が出るのか？」、「どうすれば効率的かつ安全に範囲抽出ができるのか？」を、豊富なサンプルや実務目線のポイントを交えながら具体的に解説します。最後まで読めば、今日から自信を持ってBETWEENを使いこなせるようになります。

目次

SQL BETWEENとは？基本構文と特徴の詳細解説

SQL BETWEENの文法とキーワード解説 – sql between and、between sql mysql など基本キーワードを網羅しながら正確に説明

SQL BETWEEN演算子は、指定した範囲内の値を検索するために使用されます。通常、SELECT文のWHERE句内で利用されるため、範囲指定の条件を簡潔に表現できます。文法は「BETWEEN 値1 AND 値2」で記述します。多くのデータベース（MySQL、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなど）でサポートされているため、幅広いシーンで利用されています。

例えば数値の場合は「WHERE age BETWEEN 20 AND 29」とすることで、20歳以上29歳以下の行を抽出できます。日付の場合は「WHERE created_at BETWEEN ‘2024-01-01’ AND ‘2024-12-31’」のように範囲を指定できます。文字列でも同じように使え、昇順または降順で並ぶ文字列範囲の抽出が可能です。

主なキーワード一覧

キーワード 解説
BETWEEN 範囲指定演算子
AND 範囲の開始値と終了値を区切る
NOT BETWEEN 指定範囲以外の値を抽出
WHERE 条件指定句
MySQL/Oracle/SQLServer 対応主要RDBMS

SQLの範囲検索をシンプルに実現できる点が大きな特長です。

BETWEEN演算子の特徴と他演算子との比較 – IN句・LIKE句との違いや使い分け方を理解する

BETWEEN演算子は、連続する値の範囲指定時に便利な機能です。例えば期間や連番、数値帯など、連続性を持つ条件で高い実用性を発揮します。一方で、IN句やLIKE句といった他の条件指定演算子とは用途や挙動が異なります。

  • BETWEEN：連続する範囲（例：10〜20、A〜Z、ある期間など）をコンパクトに指定

  • IN：複数の特定値（例：1,3,5,7など離散値）のマッチングに使用

  • LIKE：文字列の部分一致やパターンマッチングに特化

演算子 適用場面 書き方例 主な用途
BETWEEN 連続値の範囲 price BETWEEN 100 AND 200 価格や日付など連続値検索
IN 離散値 code IN (‘A’,’B’,’D’) 特定の複数値一致
LIKE パターン name LIKE ‘佐%’ 文字列のあいまい検索

用途によって適切な演算子を選択することが、SQLの読みやすさやパフォーマンス向上につながります。

BETWEENを用いた範囲指定の動作原理 – sql between 含む・sql between 以上未満 の境界条件の解説

BETWEEN演算子による範囲指定では、指定した両端の値も含めて検索対象となることが大きなポイントです。これは「以上かつ以下」に相当し、数学的な範囲指定の「クローズドインターバル」と同じ動作をします。

範囲指定のパターン

  • BETWEEN A AND B：A以上かつB以下が対象（AとBの両方を含む）

  • NOT BETWEEN A AND B：A未満またはB超過の値が対象

例

クエリ 意味（含まれる値）
WHERE point BETWEEN 70 AND 90 70点以上90点以下
WHERE date BETWEEN ‘2024-04-01’ AND ‘2024-04-30’ 4月1日から4月30日まで
WHERE name BETWEEN ‘K’ AND ‘M’ K以上M以下（ASCII順）

BETWEENは連続的な範囲検索に最適化された命令なので、離散値や複雑な条件の場合は不向きなことも理解しておくことが重要です。

境界値扱いの勘違いを防ぐポイント – SQL BETWEEN 境界値の技術的詳細を平易に解説

BETWEENでしばしば混乱するのが「範囲の端（境界値）が含まれるかどうか」です。SQLにおけるBETWEENは、指定した両端値を必ず含みます。これは「>= AND <=」という比較と同等です。

注意するべき代表的なポイントは以下の通りです。

  • 数値：BETWEEN 10 AND 20は「10と20も抽出対象」

  • 日付：BETWEEN ‘2024-01-01’ AND ‘2024-01-31’の場合、両日が含まれる

  • 文字列：文字コード順で両端を含む範囲

特に日付で「1日単位で範囲出力したい」場合は、終了日の時間部分に注意が必要です。例として「BETWEEN ‘2024-06-01’ AND ‘2024-06-30 23:59:59’」といった書き方が推奨されるケースもあります。一方、「未満」や境界値を含まない抽出が必要な場合は「>= 開始値 AND < 終了値」のような比較記述を行います。

これらを適切に理解し使い分けることで、SQLの正確なデータ取得や不具合防止につながります。

SQL BETWEENとは何か：基本構文から基礎知識まで徹底解説

SQL BETWEENの基本構文と特徴 – 範囲指定の基本ルール、開始値・終了値を含むことを明示

SQLで範囲を指定するときに便利な演算子がBETWEENです。BETWEENは指定した範囲の「両端を含めて」データを抽出できます。基本構文は次の通りで、開始値から終了値までの値が結果に含まれます。

SELECT カラム名 FROM テーブル名 WHERE カラム名 BETWEEN 開始値 AND 終了値;

この構文により、数値・文字列・日付のデータに対して直感的な範囲検索が可能になります。特に、境界値を含むという特徴があり、「以上・以下」と同等の条件指定が簡潔に書けます。BETWEENは「AとBの間（A≦値≦B）」というイメージで覚えると使いやすくなります。

数値、文字列、日付の範囲指定方法 – 「sql between 文字列」「sql between 日付」など多様なケース解説

BETWEEN演算子はさまざまなデータ型に利用できます。主な使い方を下記にまとめます。

用途 構文例 ポイント
数値 WHERE age BETWEEN 20 AND 29 20歳から29歳までを抽出。29も含む点に注意。
文字列 WHERE name BETWEEN 'A' AND 'M' 文字コード順で範囲が決定。’M’も含む。
日付 WHERE date BETWEEN '2023-01-01' AND '2023-12-31' 期間内全てのデータを取得。終了日も含まれる。

BETWEENは数字・文字列・日付いずれも「開始値」「終了値」両方を含みます。また、NOT BETWEENに変えることで指定範囲「以外」を抽出できるため、複数条件・否定条件にも柔軟に対応できます。データ型ごとに適切な値を使い、誤った型による検索漏れや抽出ミスに注意しましょう。

BETWEEN演算子のメリットと使用シーン – 可読性向上や簡潔な記述が求められる理由を具体的に解説

BETWEENを使う最大のメリットはSQL文の可読性と保守性が大きく向上する点です。従来、2つの比較演算子を使う場合、例えばWHERE score >= 60 AND score <= 80という書き方になりますが、BETWEENならWHERE score BETWEEN 60 AND 80でOKです。

  • SQLが短く読みやすくなる

  • 条件の意図が明確になりやすい

  • 修正やレビュー時の工数削減に役立つ

数値や日付、文字列の範囲で条件指定が必要な業務システムや帳票出力、売上分析などで活躍します。

BETWEENとANDの連携による範囲指定構文の理解

BETWEEN句は必ずANDとセットで記述します。例えば、BETWEEN 100 AND 200とすることで「100から200まで」の範囲が指定されます。

  • 書式例：WHERE price BETWEEN 1000 AND 2000

  • 開始値より終了値が小さい場合もSQLは処理できるが、一般的には昇順で記述するのが推奨されます。

複数カラムでの範囲指定にはBETWEENを個別に記述するか、ANDやORと組み合わせて複数条件を表現します。複数条件時は論理演算子との組み合わせに注意しましょう。

SQL BETWEENで日付範囲を指定する際の注意点 – 境界値を含む仕様と日付・時間型の扱い

日付データの範囲指定では、BETWEENが開始・終了日の両方を含むことを正しく理解しておくことが重要です。例えば月末や特定期間を抽出する場合、終了時刻まで含ませるには形式を統一することが欠かせません。

  • WHERE updatetime BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31'

この条件では「2024年1月31日00:00:00」も含みますが、「2024年1月31日23:59:59」まで明示したい場合は時間まで指定しましょう。

日付・日時の型違いには注意が必要です。データベースによっては文字列型の日付と比較がずれることがあるため、必ず日付型で比較を行いましょう。

BETWEENを使った日付範囲検索は今日の日付や特定区間の抽出コミュニケーションでも非常に効果的ですが、実務では誤差や取りこぼしを防ぐ実装テクニックも求められます。

SQL BETWEENとは？基本構文と理解の重要ポイント

SQL BETWEENの定義と範囲指定の特徴 – SQL BETWEENでは範囲指定や指定方法、inclusiveの正確な意味を解説

SQL BETWEENは、数値や日付、文字列などの値が指定した範囲に含まれるかを判定する演算子です。範囲の上下限を明確に指定でき、SQLのWHERE句で頻繁に利用される重要な命令です。BETWEENを使うことで複数のOR条件や>=、<=の組み合わせよりもSQLコードの可読性と保守性が向上します。特にデータベースの抽出条件として直感的に使いやすく、範囲検索の標準的な技法です。BETWEENの特徴として、検索対象の両端を含む（inclusive）点は重要です。これにより境界値も集計・判定可能になり、集計ミスの防止に直結します。

SQL BETWEEN ANDの書き方と構文詳細 – BETWEEN AND SQLの基本パターンを初心者にも理解しやすく説明

BETWEEN ANDの基本的な構文は次のとおりです。

SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 列名 BETWEEN 下限値 AND 上限値;

例えば日付の場合、SELECT * FROM orders WHERE order_date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-12-31';のように記述します。BETWEENは汎用性が高く、日付や数値だけでなく、文字列も範囲として指定できます。特に多くのDB（MySQL、PostgreSQL、SQL Server、Oracleなど）において、範囲指定の直感的な記述が可能です。注意点として、範囲上限や下限はリテラル値またはサブクエリ結果も指定できます。範囲指定で集計処理やフィルタリングを効率よく実行したい場合、BETWEEN AND構文は理想的な選択肢となります。

SQL BETWEENの境界値含みについて – SQL BETWEENは以上未満を含むかや、境界値に関する誤解の解消

BETWEENは、下限値「以上」かつ上限値「以下」を含めて値をチェックします。例えばBETWEEN 10 AND 20の場合、10と20の両方が結果に含まれます。これは>=10 AND <=20と等価であり、「以上未満」ではなく「以上以下」なので理解しておきましょう。境界値の等号条件を明示せずに済み、書き間違いのリスクも低減します。日付の場合も同様に開始日と終了日を含みますが、日時データで時間部分に注意が必要です。境界値の挙動を確認する際は必ず実際のデータで検証し、予期しない集計ミスを防ぐよう心掛けましょう。

SQL BETWEENに関連したSQL基本演算子の比較 – SQL INやLIKE、>=<=などとの違いや組み合わせ利用のポイント

他の基本演算子とBETWEENの違いは次のとおりです。

演算子 用途 含む範囲 主な違い
BETWEEN 連続した範囲の値を抽出 両端含む 範囲検索、連続性がある値に有効
>=, <= 範囲検索 片側ずつ指定 端を含む/含まないが柔軟に指定可
IN 複数の指定値のいずれかに一致 指定値のみ 強い個別指定に有効、範囲の連続性は問わない
LIKE 文字列パターンマッチング – ワイルドカードや部分一致に利用

BETWEENは、範囲が明確な場合、SQLのシンプル化に最適です。一方、>=や<=は「未満」「より大きい」など端を含まない条件まで柔軟に設定できます。INは「範囲外の値」や「特定の複数値」指定に適しています。範囲指定や複数条件検索の目的に応じて演算子を適切に使い分けることが、正しいデータ抽出・業務効率化につながります。

SQL BETWEENの対象データ型別使い方徹底解説

日付範囲指定時の実務的注意点とDB差異 – oracle sql between 日付範囲、sql where 日付範囲、sql todayの日付条件を含め包括的に

日付データの範囲指定でBETWEENを使う際は、指定した両端日付を含むことが基本です。たとえばWHERE due_date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31'の指定は、1月1日から31日までを抽出します。時間単位も持つ日付型では端の日付が予想外の結果となる場合があり、特にdatetime型やtimestamp型では注意が必要です。
データベースによる実装差異もあります。Oracle SQLの場合、BETWEENは「00:00:00」から「23:59:59」までを含むため、終端日に時刻も指定することが推奨されます。MySQLやSQL Serverも同様ですが、時間情報への考慮が欠かせません。よく使うパターンは次の通りです。

データ型／DB 利用推奨例 注意点
DATE型 BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31' 両端含む
DATETIME/TIMESTAMP BETWEEN '2024-01-01 00:00:00' AND '2024-01-31 23:59:59' 秒単位の端数に注意
今日の日付 WHERE col = CURRENT_DATE システムの標準日付関数を利用

日付の範囲外や空データの考慮も合わせて設計することで、実務でもトラブルを回避できます。

文字列範囲指定のSQL動作原理と活用術 – sql between 文字列 数字、mysql between 文字列、sqlserver between 文字列の挙動を比較検証

文字列でBETWEENを使用する場合、辞書順（アルファベット順・五十音順など）で比較が行われます。たとえばWHERE name BETWEEN 'A' AND 'M'とすると、「A」から「M」までの名前が抽出されます。数字文字列も同様ですが、’10’と’2’なら’10’が先に位置し予想外の抽出となることも少なくありません。
主なRDBMSごと違いは次の通りです。

データベース 文字列BETWEENの挙動 典型的活用例
MySQL バイナリ比較 ‘ABC’から’XYZ’まで抽出
SQL Server コードポイントで比較 ‘2023A’～’2023Z’の範囲
Oracle NLS設定に影響される ‘か’～’こ’の日本語抽出

数字形式の文字列やマルチバイト文字使用時は、境界値や範囲外抽出に注意が必要です。レンジ指定の前後に余分なスペースや記号がないかもチェックしましょう。

数値・連番処理におけるBETWEENの効率的利用方法 – sql between 複数条件やselect betweenを業務例で示す

BETWEENは数値の範囲指定に最も頻用されます。たとえば売上金額や従業員IDなど、連番管理される項目で非常に効率的です。SQLでは「両端値含む」点が特徴で、WHERE sal BETWEEN 3000 AND 6000と記述すれば3000以上6000以下が対象となります。
複数カラムへの条件指定はAND／ORを使い分けて記述し、柔軟に抽出範囲を設定できます。業務で役立つ主な例を挙げます。

  • 社員IDが1001～1010のデータ抽出

  • 売上額が1万～5万円までの商品一覧表示

  • 年齢が20歳以上かつ30歳以下の会員選定

複数条件の場合は、BETWEENと直接ANDを組み合わせるか、WHERE (age BETWEEN 20 AND 29) AND (score BETWEEN 70 AND 100)のように複数BETWEENを同時指定も可能です。

NULL値や空文字に対するBETWEENの動作 – sql between NULL の扱い、該当データ排除の方法を具体的に解説

BETWEENは両端値、比較値いずれかがNULLの場合、「不明」とみなされ結果に含まれません。NULL値は条件に合致しないため、BETWEENの範囲検索では取りこぼしが生じます。空文字（”）に対しては文字列比較となり、範囲の境界値内であれば含まれます。
該当データを確実に排除するにはIS NULL条件の明記がおすすめです。

  • NULLを除外したい場合

    WHERE col IS NOT NULL AND col BETWEEN 10 AND 50

  • 空文字を除外する場合

    WHERE col <> '' AND col BETWEEN 'A' AND 'Z'

処理パフォーマンスのためにも、BETWEENの前にNULLや空文字ケア条件を加えることで、抽出漏れや予期せぬ結果を防げます。よくある問い合わせとして「BETWEENで範囲外や未満（未満値含めない）を指定したい」ときは、>=値 AND <値の複合指定も有効です。

SQL BETWEENとその他演算子の違いと使い分けガイド

BETWEENと比較演算子（>, <, >=, <=）の違い – 範囲指定精度や使い方の違いをコード付きで解説

BETWEENはSQLで使われる範囲指定演算子で、複数の条件を簡潔に表現できます。比較演算子（>, <, >=, <=）と異なり、BETWEENは両端の値を含むため、範囲の境界値も取得可能です。一方、比較演算子を複数組み合わせると、端を含む・含まないを柔軟に制御できます。

演算子 両端含む サンプルコード 検索結果
BETWEEN 含む WHERE price BETWEEN 100 AND 200 100～200を含む
>= , <= 含む WHERE price >= 100 AND price <= 200 100～200を含む
> , < 含まない WHERE price > 100 AND price < 200 101～199のみ

数値や日付だけでなく、文字列にもBETWEENは利用できますが、文字列比較では辞書順となるため注意が必要です。日付範囲の場合、終了日の時刻までカバーしたい時は「23:59:59」も含めるか、比較演算子の組み合わせも検討しましょう。

IN句・LIKE句との機能的な違いと連携活用法 – それぞれの用途とBETWEENの特徴を対比

SQLの条件式では、IN句・LIKE句・BETWEEN句がよく使われます。それぞれの特徴を理解し、最適な場面で使い分けることが重要です。

演算子 主な用途 特徴まとめ
BETWEEN 範囲指定 両端値を含み、連続したデータに適する
IN 複数の特定値指定 個別の値リストに一致。範囲ではなく、離散値向け
LIKE パターン検索 文字列の部分一致やワイルドカード検索に便利

例として、数値や日付の連続した値にはBETWEENが最適です。個々に値を指定する場合はIN、前方一致や部分一致の条件にはLIKEを使用します。また、BETWEENとINを組み合わせることで、より詳細な条件設定も可能です。

リスト形式で活用例を示します。

  • BETWEEN：WHERE score BETWEEN 70 AND 90

  • IN：WHERE status IN ('open', 'pending', 'closed')

  • LIKE：WHERE name LIKE 'S%'

必要に応じて、用途に応じた使い分けがSQL効率化に役立ちます。

複数条件とBETWEENの組み合わせ手法 – 「sql between 複数条件」「sql between 複数カラム」実例を交えて

BETWEENは他の条件式と併用することで、検索精度を高められます。特に「複数条件」ではANDやORと組み合わせるパターンが代表的です。また、複数カラムにBETWEENを適用する場合、カンマ区切りで複数のBETWEENを書くのではなく、それぞれのカラムごとに記述します。

使用例：

  1. 複数条件の併用
    WHERE price BETWEEN 1000 AND 5000 AND stock BETWEEN 10 AND 50

  2. OR条件とBETWEEN
    WHERE price BETWEEN 100 AND 300 OR price BETWEEN 800 AND 1000

  3. 別カラムへの同時指定
    WHERE order_date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-12-31' AND ship_date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-12-31'

リスト形式で注意点をまとめます。

  • ANDで組み合わせることで多条件を一度に判定できる

  • カラムごとにBETWEENを指定し、カンマで短縮しない

  • 読みやすさと保守性の観点からも、各条件を明確に書くのが推奨されます

否定形「NOT BETWEEN」の意味と使用例 – 範囲外判定や除外条件としての使い方を詳述

NOT BETWEENは指定した範囲外のデータを取得するときに使います。両端を含まないデータを抽出したい場合、NOT BETWEENを利用し、必要に応じて他の条件と組み合わせます。

例：

  • WHERE age NOT BETWEEN 20 AND 29（20～29以外の年齢を取得）

  • WHERE event_date NOT BETWEEN '2024-07-01' AND '2024-07-31'

また、NOT BETWEENは範囲外の例外データを抽出したい時や、異常値分析にも有効です。特に日付データの場合、期間外のデータ抽出や、システム監査で不正な値検出など幅広く活用できます。

  • 範囲外のデータ分析

  • 異常値の特定や除外

  • レポート集計時の例外データ検出

このようにBETWEENやNOT BETWEENを状況に応じて正しく使い分けることで、検索効率を高め、多様なSQL要件に柔軟に対応できます。

SQL BETWEENの多彩な使い方と具体的コード例

SQL BETWEENは、データベースから指定した範囲内の値のみを効率よく抽出するための強力な演算子です。一般的なWHERE句で用いることで、数値・文字列・日付など、さまざまなデータ型への絞り込みが可能です。SQL BETWEEN AND構文は多くのRDBMS（MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQLServer等）に共通で用いられており、実務での利用頻度が非常に高いのが特徴です。正しい使い方や注意すべきポイントを理解することで、条件指定の幅を広げられます。

SQL BETWEENでの数値範囲指定活用例 – SQL BETWEENで数字やSQL SELECT BETWEENを含む実務で使えるサンプル提示

SQL BETWEENは数値型カラムの絞り込みで特に便利です。以下のような構文で、範囲内のデータを簡潔に抽出できます。

SELECT * FROM employees WHERE salary BETWEEN 300000 AND 500000;

この実行結果はsalaryが30万以上50万以下のレコードとなります。BETWEENは境界値（指定値）を含むため、両端の値も対象になります。複数条件を組み合わせる場合はANDやOR演算子と併用可能です。例えば、評価点と部署ID両方を絞り込みたい場合には次のように記述します。

SELECT * FROM employees WHERE salary BETWEEN 300000 AND 500000 AND dept_id = 10;

このようにSQL SELECT BETWEENによる範囲指定と他条件の併用は、日常的なデータ分析やレポート作成において効率化に直結します。

以上以下・未満表現での微調整 – SQL BETWEENで以上未満の表現違いと使い分けテクニック

BETWEENは「以上・以下」つまり両端を含む動作です。未満や超を指定したい場合はBETWEENではなく比較演算子を使います。

記述例 結果
salary BETWEEN 300000 AND 500000 300,000以上500,000以下
salary >= 300000 AND salary < 500000 300,000以上500,000未満

BETWEENは「A以上B以下」に該当し、「未満」や「超」を含まない範囲抽出の場合には≧や＜を併用した条件が推奨されます。また境界値を含むかどうかの違いで集計結果が変わるため、要件に応じて正しく使い分けましょう。

SQL BETWEENを文字列範囲に適用する方法 – SQL BETWEENで文字列の仕組みと注意点、並び順やコードの実演

SQL BETWEENは文字列にも対応しており、アルファベットやカタカナ、ひらがなの並び順を基準にした範囲指定を行えます。

SELECT * FROM tbl WHERE name BETWEEN ‘A’ AND ‘M’;

このクエリでは‘A’以上’M’以下のnameを持つ全データが抽出されます。文字列の場合は辞書順（ソート順）で判定され、’岡田’と’中村’を範囲指定すれば、’岡田’〜’中村’に該当する全ての文字列が対象になります。ただし表記ゆれや全角半角の違いによる判定漏れには注意が必要です。数字と文字列が混在する場合はデータ型ごとに正確な指定が求められます。

SQL BETWEENを日付・日時範囲で正確に使う – SQL BETWEENで日付やSQL WHEREで日付範囲、Oracle SQL BETWEEN日付範囲等の実例解説

日時データにBETWEENを使うことで、任意の期間内に発生したレコードを一括取得できます。

SELECT * FROM events WHERE event_date BETWEEN ‘2024-04-01’ AND ‘2024-04-30’;

このクエリで‘2024-04-01’ から ‘2024-04-30’までを含む全レコードが抽出されます。データベース毎に日付型の扱いが異なる点や、タイムスタンプの場合は時刻情報が絡むため、日付のフォーマットや端数に注意が必要です。Oracle SQLやPostgreSQL、MySQLなど主要なDBMSでも構文にほとんど差はありません。

日付の時間まで含めた範囲指定 – SQL BETWEENで今日の日付や時間や日付範囲を含む対応策

日付＋時間の範囲指定では、終端の日付の23:59:59まで含めたいケースは特に注意する必要があります。例えば下記のように記述します。

SELECT * FROM logs WHERE updated_at BETWEEN ‘2024-09-01 00:00:00’ AND ‘2024-09-24 23:59:59’;

この指定によりその日付の全ての記録を漏れなく抽出できます。また今日の日付だけを抽出したい場合にはシステム日付と組み合わせることも可能です。特定の日付範囲外を抽出したい場合はNOT BETWEENも使えます。日付形式の違いやタイムゾーンの影響に注意し、要件通りの範囲指定が行えるよう適切に設計しましょう。

BETWEEN演算子の否定形「NOT BETWEEN」応用活用術

NOT BETWEENの基本構文と業務適用シナリオ – sql between 含まない の意味と例外対応

NOT BETWEENは、指定した範囲外のレコードだけを抽出したい場合に利用するSQLの演算子です。例えば、売上が10000以上20000以下の範囲以外を抽出したい場合、WHERE amount NOT BETWEEN 10000 AND 20000と記述します。BETWEENは両端の値を含むため、NOT BETWEENも両端を除外します。業務上では除外対象の明確化が重要です。特に日付や数値、IDの範囲外データ洗い出しなどでよく使われます。例外として、NULL値はNOT BETWEENの判定対象外となるため、NULLを考慮したい場合は追加でOR column IS NULLを条件に加える必要があります。下記のテーブルはNOT BETWEENの基本イメージです。

条件 抽出されるデータの範囲
amount NOT BETWEEN 100 AND 500 100未満、または500より大きい
date NOT BETWEEN ‘2024-01-01’ AND ‘2024-12-31’ 2024年以前、または2025年以降

複数条件を含むAND/ORとの組み合わせ方 – sql between 複数条件、sql between AND 複数を実践的に使う

NOT BETWEENはANDやORと組み合わせることで検索範囲を柔軟にコントロールできます。実務では、複数の項目に対してNOT BETWEENを同時に適用したり、片方にBETWEEN・もう片方にNOT BETWEENを použ使して条件を増やすケースが頻出です。たとえば「売上が特定範囲外」かつ「登録日が特定期間外」を抽出したい場合、以下のようなクエリになります。

  • WHERE amount NOT BETWEEN 1000 AND 5000 AND reg_date NOT BETWEEN '2025-01-01' AND '2025-03-31'

また、ORを使えば、いずれかの条件が範囲外であれば該当するレコードも取得できます。条件が複雑な場合は、カッコを使い論理式の優先順位を明確にしましょう。複数カラムを条件にする場合は、カンマ区切りでなくANDを使うことがポイントです。

使用例 役割
salary NOT BETWEEN 100000 AND 300000 AND dept_id <> 1 給与が範囲外かつ特定部門以外
NOT BETWEEN + OR どちらかの範囲外データを抽出

NOT BETWEENを使うべきシチュエーションと代替策 – sql between 使わない 場合の効果的クエリ設計

NOT BETWEENを使うべきなのは、指定された範囲外のデータ抽出が必要なときです。代表的なケースは次の通りです。

  • 禁止エリアの数値・日付範囲外データの抽出

  • ターゲット外顧客の洗い出し

  • 統計集計前の除外データ確認

一方で、NOT BETWEENのパフォーマンスやインデックス効率が問題となる場合、論理比較の組み合わせで代用することも効果的です。 例えば、column < 開始値 OR column > 終了値のように記述すると、インデックスがより効きやすい傾向があります。また、始端や終端を「含まない」「未満」条件にしたい場合には、<や>を使い明確に指定するのが安全です。
BETWEENでは対応できない細かな条件や、「今日の日付」など動的な値で範囲外判定したいケースでも、比較演算子の方が柔軟でミスが起きにくいメリットがあります。プロジェクト要件やDB設計に応じて使い分ける視点が大切です。

実務で使いこなす！BETWEENの応用技術と注意点の詳細解説

日付・時刻におけるBETWEEN活用 – 「sql between 日付 時間」「SQL BETWEEN 日付 範囲 含む」

SQLにおいてBETWEEN演算子は、日付や時刻データの範囲検索で特に重宝されます。BETWEENは境界値を「含む」ため、開始日から終了日までをピンポイントに抽出できます。例えばデータベースの売上明細を「2024-01-01」から「2024-01-31」まで抽出する際、WHERE date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31' という形で指定します。

ただし注意が必要です。時刻情報を含む日付型の場合、終了値が「23:59:59」以前のレコードしか抽出されません。こうしたケースでは、「次の日の0時未満」つまり「’2024-02-01’未満」と明示的に指定することで漏れなく範囲抽出が可能です。

パターン コマンド例 注意点
単純な日付範囲検索 WHERE date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31' 終了日が23:59:59で切れる場合に注意
時刻を考慮した検索 WHERE date >= '2024-01-01' AND date < '2024-02-01' 終了日の当日全て含めたいときにはこの形がおすすめ

この違いを理解し、データの取得漏れを防ぐことが重要です。

NULL値や空白値が絡む場合のBETWEENの挙動 – SQL標準仕様と回避策の紹介

BETWEEN演算子でNULLや空白値を扱う場合、意図通りに結果が得られないことがあります。SQL標準仕様では、条件にNULLが含まれる場合、「評価結果もNULL」となり、その行は抽出対象外となります。たとえばカラム値がNULLの時 WHERE value BETWEEN 10 AND 20 ではその行は一致しません。

空白値（”）の場合も同様に、データ型によっては範囲から外れます。数値型で”は通常0と扱われません。NULLや空白も対象にしたい場合にはIS NULLやOR文を追加し、完全な抽出を行いましょう。

ケース 対応例
NULLも含める場合 WHERE (value BETWEEN 10 AND 20 OR value IS NULL)
空白値も考慮 WHERE (value BETWEEN 10 AND 20 OR value = '')

こうした仕様を把握して、取りこぼしを防ぐSQLを書くことが重要です。

境界値の取り扱い細則 – 「sql between 以上 未満」「sql between 境界値」など境界トラブル防止策

BETWEENは開始値・終了値の両端を含む演算子です。たとえば BETWEEN 1 AND 5 と指定した場合、1と5の両方の値が抽出されます。ここで「以上未満」範囲を指定したいときはBETWEENではなく、>= と < を使う書き方が有効です。

指定方法 範囲 取得される値
BETWEEN 1 AND 5 1以上5以下 1, 2, 3, 4, 5
>=1 AND <5 1以上5未満 1, 2, 3, 4

特に日付の境界値指定では、1日の切り替わりや時刻情報に注意が必要です。誤った範囲指定はデータ抽出ミスの原因になりかねません。明示的な比較演算子の活用も検討し、要件にあわせて選定することが大切です。

複数項目での範囲指定例 – 複数カラム範囲指定の実践コードと注意点

複数条件で範囲指定を行う場合、BETWEENを複数カラムに同時適用することはできません。そのため、ANDやORを組み合わせて柔軟な条件指定を行います。例えば「売上金額が1000以上2000以下、かつ日付が2024年1月中」の場合は下記のように記述します。

  1. 金額と日付の複合条件

    • WHERE price BETWEEN 1000 AND 2000 AND date BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31'

  2. 複数カラムで個別に範囲指定

    • WHERE (col1 BETWEEN 10 AND 20) AND (col2 BETWEEN 5 AND 15)

また、複数の項目を比較して組み合わせ条件を実現するケースではサブクエリやCASE式を活用することで、より柔軟な抽出が可能です。必要に応じて複合的かつ明確な条件設定を意識しましょう。

SQL BETWEENで複数条件や複数カラムを扱う高度活用法

複数条件指定のSQL BETWEEN構文例 – ANDやORなど他条件との組み合わせで範囲を柔軟に設定する技術

SQL BETWEENは、指定した範囲にデータが含まれるかどうかを効率的に判定でき、ANDやORなど他の条件と組み合わせることで複数の条件を柔軟に設定できます。例えば、日付や数値の範囲だけでなく、他の条件も付与したい場合、以下のような組み合わせが有効です。

  • 基本構文例

    • WHERE 列1 BETWEEN A AND B AND 列2 = 条件値

  • 複数条件の使い分け

    1. ANDを利用して「複数の項目が同時に成立する場合」を抽出
    2. ORを利用して「異なる範囲条件・パターン」を包括的に検索

下記のテーブルは、代表的な複数条件指定例を示しています。

条件 構文例 内容
2つの条件をAND WHERE age BETWEEN 20 AND 30 AND gender = ‘F’ 20～30歳の女性のみを抽出する
異なる範囲をOR WHERE score BETWEEN 60 AND 80 OR score BETWEEN 90 AND 100 60～80点または90～100点のデータを抽出
複数列同時指定 WHERE age BETWEEN 25 AND 35 AND salary BETWEEN 400 AND 800 年齢・給与両方が範囲に該当するものを抽出

ポイント

  • BETWEENは「以上、以下」の範囲を含みます。

  • AND・ORの適切な組み合わせで柔軟なデータ抽出が可能です。

複数カラムでのBETWEEN活用法 – 複数フィールドに対してBETWEENを駆使した効率的な抽出方法

複数カラムでBETWEENを利用する場合、それぞれのフィールドごとに個別にBETWEEN条件を書きます。この手法は、複数の異なる属性にまたがる範囲指定を一度に実現できるため、SQLの効率化と可読性向上に有効です。

例

  • 複数カラム判定の構文

    WHERE price BETWEEN 1000 AND 2000 AND stock BETWEEN 10 AND 50

メリット

  • 一つのクエリで複数の数値や日付、文字列の範囲条件を明確に指定できる

  • 複雑な比較演算子の列挙ミスを減らし、SQLの記述が簡潔になります

実用ケース

  • 商品の価格範囲と在庫数を同時に抽出したい場合

  • イベントの日付開始・終了どちらも範囲内かを判断したい場合

  • 点数と評価など、複数項目でのスクリーニングに最適

カラム 構文例 対象
数値×数値 WHERE score BETWEEN 70 AND 80 AND rank BETWEEN 1 AND 5 70～80点かつ1～5位のレコードを取得
日付×在庫 WHERE order_date BETWEEN ‘2025-01-01’ AND ‘2025-12-31’ AND stock BETWEEN 10 AND 100 2025年の注文かつ在庫が10～100件

注意点

  • 各BETWEEN条件は独立して比較され、いずれも「境界値を含む」動作となります。

  • 列数やクエリの複雑さに応じてインデックスやパフォーマンスへの配慮も忘れずに。

NOT BETWEENによる否定条件の使用例 – SQL BETWEENを含まない否定形の理解と現場での使い分け

BETWEENは範囲「内」を抽出しますが、NOT BETWEENを使うことで簡単に範囲「外」のデータも抽出できます。たとえば、特定の日付や数字の範囲に該当しないレコードのみ抽出する際に活用されます。

基本構文

  • WHERE 列名 NOT BETWEEN 最小値 AND 最大値

サンプル比較

条件 構文例 結果
範囲内のみ WHERE score BETWEEN 50 AND 70 50点以上70点以下のデータのみ
範囲外のみ WHERE score NOT BETWEEN 50 AND 70 50点未満、または70点超のデータのみ
日付の活用 WHERE event_date NOT BETWEEN ‘2025-01-01’ AND ‘2025-05-31’ 2025年1月～5月以外の期間のレコードを抽出

使い分けのコツ

  • NOT BETWEENは除外条件としてシンプルかつ強力です。

  • 複数条件やORとの併用可能。

  • 範囲「外」だが、扱う値がNULLの場合は該当しないため注意が必要です。

よくある応用例

  • キャンペーン期間外の注文検索

  • 基準点未満・超過データのみの調査

  • 特定日付以外のログ抽出

このようにSQL BETWEENやNOT BETWEENは、データベースから情報を柔軟かつ精密に抽出する上で非常に重要な命令です。条件指定や効率的なデータ取得には欠かせない機能となっています。

SQL BETWEENのパフォーマンス最適化とインデックスの理解

DBMS別インデックス効果の違い – mysql between インデックス、postgresql between 効かないをケース別分析

SQLのBETWEENは範囲検索に多用されますが、インデックスの効き方はデータベースシステムによって異なります。MySQLでは、数値や日付の昇順で作成したインデックスがあればBETWEENを利用した場合もインデックスが活用されます。特に範囲の幅が狭ければ効率良くレコードが抽出されます。一方、PostgreSQLではBETWEENを用いた場合でも、条件の組み合わせやデータ型、インデックスの種類によっては期待通りにインデックスが使われず全件走査（シーケンシャルスキャン）になる場面もあります。下記にDBMSごとのポイントをまとめます。

DBMS インデックス利用 注意点・特徴
MySQL YES（範囲が狭い・単一列のみ） 複合インデックスでは左端一致が必須。文字列はcollation要注意。
PostgreSQL 条件次第（場合による） 間口が広い範囲検索・関数や式利用時は効きにくい。
Oracle YES（一部制限あり） 関数インデックス・パーティションで最適化できる。
SQLServer YES（構造による） BETWEENはLIKEやINと比較して安定してインデックス活用可。

遅延問題を回避するクエリテクニック集 – 実務でよくある処理遅延の原因と改善策を複数パターン紹介

SQLでBETWEENを使った際のクエリ遅延の原因には、インデックス未使用、大量のデータ一括走査、サブクエリ絡みの非効率処理などがあります。これらを改善するための代表的なテクニックは以下の通りです。

  • インデックスを適切に設計

    • 範囲指定するカラムにインデックスを付与
    • 複合条件の順序や左端一致を考慮

  • 不要な関数利用の排除

    • カラムへ関数をかけるとインデックスが使えなくなるので極力避ける

  • データ型の統一

    • 異なる型の比較をしないことで無駄な変換コストを減らす

  • SQLの見直し

    • BETWEENではなく>=,<=を明示し、境界値条件を分かりやすくする

  • Explainで実行計画を常に確認

    • クエリチューニング時は必須。インデックス使用の有無を必ず確認

以上のポイントを意識し、業務システムやバッチ処理のパフォーマンス問題を未然に防ぎましょう。

データ量増加時のBETWEEN処理見直しポイント – 大規模データの効率的範囲指定法

大規模なテーブルでBETWEENを運用する場合、数十万レコード以上が該当するときは処理の見直しが不可欠です。特にパーティションテーブルやパラレル処理、集約クエリの工夫が重要になります。

  • パーティション活用

    • 日付やIDレンジでパーティションを分割し、BETWEENで必要範囲のみアクセス

  • インデックスの再設計

    • 使用頻度の高いカラムごとにインデックスを最適化

  • バッチ処理の分割

    • 大量データを一度に抽出せず、小分けに分割して処理負荷を分散

  • 境界値チェックの工夫

    • BETWEENの上限下限値に合わせて「以上未満」「含む含まない」条件を明確化

  • 遅延時はBETWEEN以外の手法検討

    • サブクエリやサマリテーブル、WHERE値リスト指定等も検討する

これらの対策を組み合わせることで、データ増加時でも安定してSQLのパフォーマンスを維持できます。現場ではExplainやプロファイラを活用し、最適な範囲指定を追求してください。

SQL BETWEENのパフォーマンス最適化と課題対策

BETWEENの実行速度とインデックス適用条件 – 「sql between 遅い」「sql between インデックス 効かない」問題の深掘り

SQLでBETWEEN演算子を使うと、範囲内データを簡単に抽出できますが、特定の条件下では実行速度が遅くなるケースがあります。BETWEENで指定するカラムにインデックスが貼られていれば高速化が期待できますが、インデックスが効かないパターンも存在します。例えば、関数をかけた状態や型変換を伴う場合、インデックスは有効活用されません。また、複数列の複合インデックスを設定しても、BETWEENの順序が適切でないと最適化されません。下記のテーブルでよくあるインデックスの効き方例を整理します。

SQLパターン インデックス利用 特記事項
WHERE 日付 BETWEEN ‘2024-01-01’ AND ‘2024-01-31’ 〇 日付カラムにインデックス推奨
WHERE YEAR(日付) BETWEEN 2020 AND 2025 × 関数でインデックス効果消失
WHERE name BETWEEN ‘A’ AND ‘F’ 〇 文字列もインデックス対象に有効
WHERE CAST(日付 AS CHAR) BETWEEN … × 型変換でもインデックス非活用

BETWEENのパターンやカラムの型に応じて、インデックス設計を見直すことが実務でのパフォーマンス改善に繋がります。

大量データ時のパフォーマンス分析 – 実務での検証例と改善ポイント提示

大量データを扱うテーブルでBETWEENを使用した場合、索引の有無やデータの分布が大きく影響します。仮に数百万件規模のデータで範囲検索を行うと、フルスキャン発生時はレスポンスが大幅に低下します。データベースのプロファイリングで見られる主な改善ポイントは以下の通りです。

  • インデックスの最適設計

  • 選択性の高いカラムでBETWEENを指定

  • 必要なカラムだけをSELECTで抽出（カバリングインデックス利用）

  • クエリキャッシュや統計情報の活用

1秒以内の応答を目標とする場合、インデックスの貼り方やSQL構文の最適化だけでなく、定期的な統計情報の更新も必要です。根本的に遅い場合は、BETWEENを使わない範囲指定を検討するのも有効です。

パフォーマンス劣化時の代替SQLテクニック – BETWEEN以外の範囲指定法との比較とベストプラクティス

BETWEENで速度改善が難しい場合、範囲指定を明示的な比較演算子（>=、<=）で行う方法が一般的です。特にtimestampやdatetime型では、BETWEENを使うと「終了日23:59:59を含む/含まない」論点が発生しやすいため、以下のような比較演算子による記述が推奨されます。

範囲指定方法 記述例 特徴
BETWEEN date BETWEEN ‘2024-07-01’ AND ‘2024-07-31’ 両端を含む、シンプルだが境界値管理必要
比較演算子の併用 date >= ‘2024-07-01’ AND date < ‘2024-08-01’ 「以上・未満」指定でミスが減る
IN句やOR句 date = ‘2024-07-01’ OR date = ‘2024-07-02’ 少数値で有効、範囲拡大で非効率

実務では、比較演算子（>=、<）を使うことで境界値の曖昧さや集計ミスを防げます。また、日付型の範囲指定や大規模データ抽出時は、部分索引やパーティショニングテーブルも検討しましょう。状況に応じた範囲指定方法を選択することが、高速で正確なSQL実装のためのベストプラクティスです。

SQL BETWEEN利用時に注意すべきポイントと落とし穴

NULL値とBETWEENの挙動 – SQL BETWEENでNULLや含まれるかどうかの実例とその影響

SQL BETWEEN演算子は、指定した範囲に値が含まれるかどうかを簡潔にチェックできます。しかし、NULL値の扱いには注意が必要です。BETWEENは比較条件のどちらかまたは対象値がNULLである場合、結果は常に未知(UNKNOWN)となり、行は抽出されません。たとえば、次のような挙動となります。

比較内容 結果
15 BETWEEN 10 AND 20 TRUE
NULL BETWEEN 10 AND 20 UNKNOWN
15 BETWEEN NULL AND 20 UNKNOWN
15 BETWEEN 10 AND NULL UNKNOWN

このため、範囲条件でNULLを含めたい場合はIS NULLやCOALESCEなど別の方法と組み合わせて使用する必要があります。また、「SQL BETWEEN 含む」についてですが、BETWEEN演算子は開始値・終了値の両端を含むのが仕様です。これにより、10 BETWEEN 10 AND 20はTRUEとなります。

日付範囲指定の注意点 – SQL BETWEENで日付の境界値や時間範囲の取り扱いミスを防ぐ方法

BETWEENは日付にも使用できますが、境界値の含み方と時刻情報の存在がよくある落とし穴です。日付型カラムで「2023-04-01～2023-04-30」の売上データを抽出したい場合、次のように書くと4月1日0:00:00～4月30日0:00:00までとなり、4月30日のデータが欠落するケースが発生します。

クエリ例 取得範囲
date BETWEEN ‘2023-04-01’ AND ‘2023-04-30’ ‘2023-04-01 00:00:00’～’2023-04-30 00:00:00’

このようなミスを避ける方法としては、

  1. 終了日を「翌日」にして未満条件にする
  2. 時間の終端を23:59:59まで指定する
  3. より厳密に比較する場合は>=, <演算子やTIMESTAMP型を活用する

リストで整理すると以下の通りです。

  • 終了日を+1日して「未満」で比較する

  • BETWEENの終端の時刻も考慮する

  • 時間を含めた厳密な条件を明示する

こうした配慮が、意図したデータ抽出や日付計算の正確性向上につながります。

インデックス効率とパフォーマンスの問題点 – SQL BETWEENで遅い・SQL BETWEENでインデックスが効かない原因と対策

SQL BETWEENは複数条件に対応し、一見便利ですが、パフォーマンスやインデックス効果に注意が必要です。特に範囲が広い場合や、開始値・終了値に関数や計算式が使われている場合、インデックスが効かずクエリが遅くなることがあります。

ケース インデックス効果
数値データの単純なBETWEEN条件 通常は有効
関数や演算、型変換を用いたBETWEEN 無効になる場合多い
日付型で範囲が広くデータ量が膨大 フルスキャンの危険

改善ポイントは下記の通りです。

  • WHERE句でカラムそのものに対してBETWEENを使う

  • 関数や演算を極力避ける

  • 必要に応じてインデックスを確認・追加する

  • 範囲が膨大になる場合はパーティション分割や部分検索を検討

こうした点を意識すると、SQLの実行効率や応答速度の大幅な改善が期待できます。インデックスが効かず「SQL BETWEEN 遅い」と感じる場合には、実行計画やクエリの見直しも有力な解決策です。

メジャーRDBMSにおけるBETWEENの実装差異詳細

MySQLでのBETWEEN使い方実例 – sql between mysqlキーワードを押さえた最適クエリ作成法

MySQLではBETWEEN演算子を利用して、手軽に範囲指定したデータ抽出が可能です。BETWEENは開始値と終了値の両端を含む点が特徴で、日付や数字、文字列いずれにも対応します。例えば数値を使った書き方は下記のようになります。

クエリ例 説明
SELECT * FROM items WHERE price BETWEEN 100 AND 300; 100円以上300円以下のデータを抽出
SELECT name FROM users WHERE birthday BETWEEN ‘2000-01-01’ AND ‘2000-12-31’; 2000年内生まれのユーザー名一覧

ポイント：

  • ANDでつなげた2値のうち、どちらも含まれて抽出されるため境界値の扱いには注意

  • SQL BETWEENは“含む”検索。未満検索の場合はBETWEENを使わず比較演算子で設計する

  • 文字列比較も可能ですが、バイナリ順で評価される点に気を付けましょう

Oracle SQLのBETWEEN操作と注意点 – oracle sql between 日付範囲など公式仕様に基づく深掘り

Oracle SQLでもBETWEENは直感的な範囲指定に多用されます。両端が含まれるルールはMySQLと同一ですが、日付型の扱いがOracleは特に重要です。絶妙な違いを理解し精度高くクエリを組むことが求められます。

クエリ例 実行結果（説明）
SELECT * FROM sales WHERE sale_date BETWEEN TO_DATE(‘2024-01-01′,’YYYY-MM-DD’) AND TO_DATE(‘2024-01-31′,’YYYY-MM-DD’); 1月全期間内のデータが抽出
SELECT id FROM members WHERE name BETWEEN ‘A’ AND ‘D’; 名前がA～Dの範囲にある会員ID

注意点：

  • 日付型は時刻情報も保持されるため、「2024-01-31」のデータも含めるためには、最終日の終わり時刻まで指定するのが確実

  • NULL値が含まれる場合、BETWEENで判定から除外される

  • 文字列も、“A”～“D”の範囲はバイナリ順で評価

SQL ServerのBETWEENの特性 – sqlserver between関数の挙動と他DB比較

SQL ServerにおいてもBETWEENは最小値・最大値の両端を含めた条件指定が可能です。他RDBMS同様、使い方はシンプルですが、日本語文字の照合順序によっては意図通りにならないケースがあり、設計時の確認が必須です。

クエリ例 概要
SELECT product, price FROM products WHERE price BETWEEN 500 AND 1000; 価格が500～1000の商品取得
SELECT * FROM schedule WHERE event_date BETWEEN ‘2024-05-01’ AND ‘2024-05-15’; 指定期間内イベント取得

特性・注意：

  • BETWEENはNULLデータを含まない

  • 日本語の照合順や大文字小文字の影響を受ける場合、COLLATEオプションで明示的に制御することで一致精度が向上

  • NOT BETWEEN利用で範囲外抽出も柔軟に設計可能

PostgreSQLのBETWEEN特有の挙動 – Postgresql BETWEEN 含ま ない問題などの検証・解説

PostgreSQLでもBETWEENは“含む”条件式ですが、データ型やバージョン依存の微妙な挙動違いに注意が必要です。時刻、数値、文字列いずれもAND条件で両端を含む仕様となっています。

クエリ例 解説
SELECT * FROM orders WHERE amount BETWEEN 10 AND 100; 10～100までの注文を取得
SELECT * FROM logs WHERE log_time BETWEEN ‘2024-06-01 00:00’ AND ‘2024-06-30 23:59’; 6月中の全ログ抽出

注意点：

  • PostgreSQLのBETWEENも境界値を含む

  • BETWEENはインデックスの使用状況によってはパフォーマンスが低下することもあるため、大量データ検索にはEXPLAINで検証推奨

  • “BETWEEN 含まない”条件にはNOT BETWEENまたは<、>演算子を活用

まとめ：主要RDBMS全てでBETWEENは範囲指定の定番ですが、日付や文字列、NULL、パフォーマンス面など細かな挙動に違いがあります。テストや仕様確認を徹底し、最適なSQL設計を心がけましょう。

データベース別SQL BETWEENの動作違いと最適利用法

MySQLにおけるBETWEENの仕様と注意点 – 「mysql between」「sql between mysql」の特徴を具体的に

MySQLにおけるBETWEENは範囲指定に非常に便利な演算子です。BETWEEN A AND Bと記述することでA以上B以下の値を簡単に抽出できます。両端の値を含むため、たとえば日付範囲の指定にもよく使われます。文字列・数値・日付いずれにも対応しており、シンプルな書き方で複数条件にも活用できます。しかし日本語の文字列や時刻を含む日付型の場合、範囲端の指定によっては意図しない結果になることもあるため注意が必要です。たとえば、'2024-01-01' AND '2024-01-31'とした場合、時刻が0:00になりやすく、1月31日を正しく含めて抽出するには23:59:59まで指定する必要があります。インデックスが効かなくなり検索が遅くなるケースもあるため、大量データでは実行計画を確認することが重要です。

ポイント 内容
範囲の含み 両端（A以上B以下）を含む
日付扱いの注意 終了日の時刻に注意し、範囲漏れを防ぐ
インデックス最適化 複雑な式や関数利用で効かなくなる可能性
使いやすさ シンプル・複数条件にも拡張しやすい

PostgreSQLでのBETWEENの特性 – 特に文字列範囲やNULLの扱いに関する差分

PostgreSQLもBETWEEN演算子を標準でサポートしています。数値や日付はもちろん、文字列のソート順に従い範囲検索できるため、例えばBETWEEN 'abc' AND 'az'のような使い方で特定のアルファベットグループを抽出できます。一方NULL値への対応には注意が必要で、BETWEEN句のどちらかの値にNULLが含まれると、評価結果はNULLとなり、そのレコードは取得されません。これはMySQLなど他DBでも原則同じですが、PostgreSQLは特に型の厳密性が高いため、期待する抽出結果にならないことがあります。また、BETWEENは大文字小文字を区別するため、文字列範囲検索時にはILIKEなどと併用すると柔軟性が増します。数値や文字列、日付いずれも両端を含むため、境界値の扱いも考慮して設計することが大切です。

注意点 PostgreSQLの動作
文字列検索の範囲 ソート順（辞書順）を基準に両端含む範囲が抽出される
NULLの扱い NULL含む場合は結果もNULL（レコード除外される）
大文字小文字の対応 完全一致（ILIKEなどで柔軟性向上）
型の厳格性 型変換エラーや想定外の動作に注意

SQL ServerとOracleでのBETWEEN – 動作仕様、日付・時間型の取り扱い比較

SQL ServerとOracle DatabaseのBETWEEN句も、基本的に指定した2値を含む範囲で値を抽出します。両データベースとも数値・日付・文字列に利用可能ですが、日付型の扱いが特徴的です。SQL Serverではdatetimeやdateでの使用時、終了日の「24:00:00」問題に注意し、1日分抜けやすくなります。BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-31'は実際に2024-01-31 00:00:00までを抽出するため、意図した期間を正しく取得するなら終了日をずらすか、<や<=との組み合わせを検討しましょう。OracleもBETWEEN句使用時の境界値（端点）の解釈は同じですが、タイムスタンプ型データの場合は精度によって取得範囲が変わるため、型に応じてTO_DATE関数やTRUNC関数を組み合わせると安全です。両者に共通する留意点として、BETWEENはインデックス利用時のパフォーマンス低下が起こる場合があり、実行計画の確認が大切です。

データベース 両端含む 日付型での注意 インデックス利用
SQL Server 含む 終了日の時刻切れに注意 関数利用時に要確認
Oracle 含む 型・精度による漏れに注意 TRUNC/TO_DATEで最適化可

プログラミング連携例：PHPやJavaScriptからのBETWEEN利用 – 実践コード例付き

BETWEENはPHPやJavaScriptなどのプログラミング言語からも頻繁に利用されます。条件検索を動的に構築することで、柔軟なデータ抽出が可能です。たとえばPHPとMySQLの連携例では、ユーザー入力から日付範囲を取得し、SQLのBETWEEN句を用いてデータを取得できます。

$sql = “SELECT * FROM tbl WHERE date BETWEEN :start AND :end”;
$stmt = $pdo->prepare($sql);
$stmt->execute([‘:start’ => $startDate, ‘:end’ => $endDate]);

JavaScriptからのAPIリクエストでは、クエリパラメータとして範囲の開始・終了値をサーバーサイドに渡し、バックエンドでBETWEENを利用します。どちらも値のバリデーションやSQLインジェクション対策が不可欠です。

  • PHP/SQL: プリペアドステートメントを利用

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