パソコン画面が黒いカーソルだけ原因と対処｜安全手順で即復旧する方法

突然、画面は真っ黒なのにマウスだけ動く—作業が止まり不安になりますよね。Microsoftのサポート情報では、更新直後の表示不具合やexplorer停止、グラフィックドライバーの不整合が主因として挙げられています。特に大規模更新直後は報告が増えやすく、放置しても改善しないケースが少なくありません。

本記事は「起動直後かログイン後か」の見分け方から、安全な初動、セーフモード起動、ドライバーのロールバック、explorer再起動、システム修復までを段階的に解説します。データ保護を最優先に、メーカー機種別の注意点や回復メニューへの入り方も取り上げます。

強制終了を連発する前に、周辺機器の取り外しと放電、表示出力の切り替え確認など、リスクの低い手順から進めましょう。必要なときは復元ポイントや更新のアンインストールで安全に巻き戻せます。まずは、今の症状がどのパターンかを一緒に特定し、最短で表示を取り戻しましょう。黒画面でも取れる手は複数あります。

電源は入るのにパソコンの画面が黒いままでカーソルだけ動く症状をまず把握する

画面が真っ黒でマウスカーソルだけ動く時に起きていること

「画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く」状態は、Windowsの表示まわりで何かが止まっている合図です。多くはデスクトップを描く役割のexplorerが停止している、またはグラフィックドライバーが異常を起こしているケースです。さらにログオン処理が詰まりユーザープロファイルの読み込みに遅延が発生している場合もあります。電源は入っていて音は鳴るのに表示されない、という相談は知恵袋でも多く、Windows11やWindows10で共通します。放置で戻る例は一部の更新待ちに限られ、ほとんどは操作での切り分けが必要です。症状の再現状況を落ち着いて観察し、どの段階で止まるかを把握すると対処の近道になります。

• ポイント

  • explorer停止やドライバー不具合で描画が欠落
  • ログオン遅延やプロファイルの読み込み不良でも発生

（ここで状況の筋道を掴んでおくと、次の切り分けが正確になります）

起動直後とログイン後で分かれるパターンの見分け方

同じ「パソコン画面真っ暗カーソルだけ」でも、起動直後かログイン後かで原因候補が変わります。サインイン画面の表示有無、回転スピナーの長時間表示、キーボードショートカットの反応などをチェックしましょう。反応の違いを表で整理します。見分けのコツは入力に対する手応えがあるかです。

補足として、ログイン後型はexplorer再起動で復帰することが多く、起動直後型は更新失敗やブート不具合が疑われます。

放置しても直らないケースが多い理由

黒い画面でカーソルだけ動く問題は、Windows11アップデート直後の処理待ちや自動修復の進行中を除けば、時間経過では解決しにくいのが実情です。原因がドライバーの整合性エラーやexplorerの常時クラッシュであれば、プロセスが自動復旧に失敗し続けるため、いくら待ってもデスクトップは出ません。さらにWindows10黒い画面カーソルだけ放置という行為は、バックグラウンドで高負荷が続きバッテリー消耗や発熱を招くこともあります。電源はついてるのに表示されないときは、再起動やセーフモード、タスクマネージャーからのexplorer起動といった手順対応が必須です。放置は状況を長引かせるだけで、問題の切り分けを遅らせます。

1. 5〜10分待機で更新完了の可能性を確認
2. 反応がなければ再起動を実施
3. さらに同様ならセーフモードで起動
4. タスクマネージャーからexplorerの再起動を試す
5. ドライバーや更新の修復に進む

上記の順で安全に前へ進めるのが現実的です。

再起動できない時に安全に試す初動対応と順番

強制終了せずに電源と周辺機器を確認する

「画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く」状態は、表示系や起動処理の一時不良が多く、まずは落ち着いて切り分けを行います。ポイントは強制終了を急がず安全確認を優先することです。電源は入っているが表示が戻らない時は、データ消失を避けるために順序立ててチェックします。外付けHDDやUSBメモリ、ドック、プリンターなどの周辺機器は一時的に外してください。周辺機器の干渉やブート順の誤判定でWindowsが止まることがあります。ディスプレイは入力切替とケーブル差し直しを確認し、HDMIやDisplayPortを確実に再装着します。ノートパソコンは外部モニター接続のままになっていないかも確認し、輝度キーで明るさ最小になっていないかを見ます。静電気や軽い帯電で誤動作が出ることがあるため、電源ケーブルを抜いた上で数分放置してから通電を再開します。パソコン画面真っ暗でも電源ランプやアクセスランプが点灯しているなら、数分の待機で復帰するケースもあります。

補足として、Windows11やWindows10でアップデート直後に発生した場合は、処理が裏で進行している可能性があるためしばらく待機してから操作を行うと安全です。

ノートパソコンでバッテリーとACを外して放電する手順

ノートパソコンの「パソコン画面真っ暗電源ついてるがカーソル動く」状態では、帯電リセットが有効なことがあります。取り外し可能モデルは、まず電源オフにしてACアダプターを抜くことが基本です。次にバッテリーを外し、電源ボタンを20〜30秒長押しして残留電荷を抜きます。作業中は金属面に触れたり、静電気防止のために乾いた手で作業し、通電部に触れないよう注意します。M.2やメモリに触れる必要はなく、外装を開けない範囲で実施してください。放電後はバッテリーを戻さず、ACのみ接続して電源を入れ、起動可否を確認します。これで改善するなら、バッテリー装着状態で再度テストします。内蔵バッテリーの機種では、本体底面にリセットピンホールが用意されている場合があり、リセットホールを数秒押下で同等の放電が行えます。取扱説明書で位置を確認してから実施してください。放電で改善しない場合は、周辺機器を外した状態で数回の再起動を試し、症状が継続するなら次の起動オプションで切り分けます。

セーフモードやスタートアップ修復で起動する

パソコン 画面が黒い カーソルだけに見える時、OSは生きていて表示周りが崩れている可能性が高いです。セーフモードで起動できれば、グラフィックドライバーや更新プログラムの問題を安全に修正できます。Windows11/Windows10共通で、自動修復画面から「詳細オプション」を開きます。そこからスタートアップ修復を実行して起動トラブルを自動診断し、改善しない場合は「トラブルシューティング」へ進んで「スタートアップ設定」から再起動、数字キーでセーフモード（ネットワークあり推奨）を選びます。ログイン後はデバイスマネージャーでディスプレイドライバーの更新またはロールバックを行い、問題発生直前の更新プログラムをアンインストールします。タスクマネージャーが開ける場合は、explorer.exeの再起動で一時復旧できることもあります。起動が安定しない時は、システムの復元で正常時点へ戻すのが安全です。最後に、外付けドライブの接続を外した状態で通常起動を確認し、必要ならDISMとSFCの修復を順に実施します。

1. 電源投入を3回繰り返し自動修復へ誘導
2. 詳細オプションでスタートアップ修復を実行
3. セーフモードで起動しドライバーと更新を見直し
4. explorer.exe再起動やシステムの復元を適用
5. DISMとSFCでシステム修復を仕上げる

番号順に進めると、Windowsの状態を壊さずに原因を切り分けやすくなります。症状が長引く場合はデータ保全を最優先にしてください。

黒い画面でカーソルだけ動く原因を体系化する

Windowsアップデートとグラフィックドライバーの不整合

「画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く」現象は、Windows更新直後やドライバー更新後に発生しやすいです。ポイントは、更新失敗や互換性不良で描画が停止し、OSは動作しているのに表示だけが途絶えることです。特にWindows11アップデートとGPUドライバーの組み合わせ違いは典型例で、サインイン後に黒い画面でカーソルだけ表示されるケースが目立ちます。再起動で一時的に直っても再発するなら、更新履歴とドライバーの日時を確認し、どちらに起因するかを切り分けます。外付けディスプレイやUSB機器の干渉、ファストスタートアップの影響も併発しやすいため、まず周辺機器を外して起動確認すると判断が速くなります。放置せず、早期に不整合を解消することが重要です。

• 直後の更新がある場合は不整合を疑う

• 周辺機器を外して再起動し干渉を排除する

• 更新履歴とドライバーの適用時刻を照合する

• ファストスタートアップ無効化で再検証する

補足として、Windows10でも同様の傾向があり、特に大型更新の後は注意が必要です。

ディスプレイアダプターのロールバックと再インストールの判断基準

ドライバー対処は闇雲に行うと逆効果です。判断の軸は「直前更新の有無」「デバイスマネージャーの状態」「セーフモードでの挙動」です。セーフモードで黒画面が消えるなら表示系の問題が濃厚で、ロールバックが第一候補になります。署名付きの安定版へ戻すと復帰率が高いです。更新履歴がなく古いドライバーで動作が不安定なら再インストールやクリーンインストールを選びます。エラーコードが出る、あるいは基本ディスプレイドライバーでしか立ち上がらない場合は、再インストールを優先します。Windows11アップデート後に黒い画面でカーソルだけ動く症状が続く際は、メーカー提供版とWindows標準配布版の切り替えも有効です。

短時間での復旧を目指すなら、まずロールバック、改善が乏しければ再インストールの順に進めるのが効率的です。

explorerが起動しない時の対処とプロファイル障害

黒い画面でカーソルだけ動くのにタスクマネージャーは開ける、という場合はexplorerの未起動や異常終了が疑われます。操作は簡単です。Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、ファイルから新しいタスクの実行を選んで「explorer.exe」を入力します。これでデスクトップやタスクバーが戻れば、常駐との競合やシェル拡張の問題が濃厚です。復帰しない場合はユーザープロファイルの破損を考え、セーフモードで新規ユーザーを作成し、サインインの可否で切り分けます。プロファイル障害なら、必要データをバックアップしつつ新プロファイルへ移行するのが安全です。windows11画面真っ暗カーソルだけの相談は知恵袋でも多く、まずはこの手順で復帰を試みるのが定石です。

1. Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開く
2. ファイルから新しいタスクで「explorer.exe」起動
3. 反応がなければセーフモードで起動
4. 新規ユーザー作成でプロファイル障害を切り分け
5. 問題の常駐やシェル拡張を無効化して再検証

短時間で結果が出る手順なので、起動直後の黒画面にも有効です。

起動順に影響する常駐ソフトやセキュリティソフトの干渉

起動直後に真っ黒でマウスだけ動く場合、常駐やセキュリティの初期化待ちが長引いていることがあります。ディスク暗号化、クラウドストレージの同期、ゲーム関連オーバーレイ、古いセキュリティドライバーなどはexplorerの表示開始を遅延させがちです。スタートアップを最小化して起動順を整えると改善します。msconfigのスタートアップ選択やタスクマネージャーのスタートアップ無効化で影響度を見極め、問題のアプリは最新版に更新、もしくは一時的に無効化します。windows11画面真っ暗セーフモードで症状が消えるなら干渉の可能性が高いです。ノートパソコンでの電源管理ユーティリティが原因になる例もあるため、電源ついてるのに進まない時は電源設定の見直しも併せて行うと効果的です。

• セーフモードで消えるなら常駐干渉を優先調査

• クラウド同期とオーバーレイは一時停止

• セキュリティソフトは最新版へ更新

• スタートアップを必要最小限に削る

小さな設定の積み重ねで、起動の安定性と体感速度が大きく改善します。

タスクマネージャーが開ける時は表示を復旧させる近道を試す

シェルが落ちている場合はexplorerを再起動する

黒い画面でカーソルだけ動く状態でも、タスクマネージャーが開けるなら復旧のチャンスです。WindowsのシェルであるExplorerが停止すると、デスクトップもタスクバーも消え、画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く現象になります。ここを直す近道は、explorer.exeの再起動です。パソコン画面真っ暗で電源ついてるのに操作できない時も、OSは生きている可能性があります。Windows11やWindows10のどちらでも有効で、アップデート直後やドライバー更新後の不具合切り分けにも向きます。タスクマネージャーから実行することで、表示が戻れば原因はシェル周りに絞れます。復旧後は再起動や更新の確認、グラフィックドライバーの点検で安定化しましょう。

• Ctrl+Shift+Escで新しいタスクからexplorer.exeを実行して表示を戻す

新しいユーザーを作成して表示崩れを切り分ける

同じPCで別のユーザーなら正常に表示される場合、ユーザープロファイル破損が濃厚です。パソコン画面真っ暗カーソルだけでログオン後に固まる時は、設定やスタートアップが壊れている可能性があります。そこで新規ローカルユーザーの作成で切り分けます。Windows11でもWindows10でも、タスクマネージャーから設定アプリやコマンドを呼び出せれば作成が可能です。新しいユーザーでデスクトップが表示されるなら、旧プロファイルの修復やデータ移行が現実的な対応です。グループポリシーやレジストリの異常、サインイン項目の不具合が原因でも、この方法で実用再開を優先できます。データは必ずバックアップし、安全第一で進めてください。

• 新規ローカルユーザーでログオンしプロファイル起因かを確認する

セーフモードで起動できた場合の修復メニュー

ディスプレイドライバーの削除とクリーンインストール

「パソコン画面が黒いカーソルだけになる」状態は、グラフィックドライバーの不整合が原因で起動直後の表示が壊れていることが多いです。セーフモードで起動できたら、まずは表示周りの根を断ちましょう。ポイントは、既存ドライバーの完全削除と再起動後に標準ドライバーを当ててから最新へ更新の順番です。以下で手順と注意点を整理します。

• DisplayDriverUninstallerなどで残骸を含めて削除し、競合を除去します

• 再起動後は自動で入る標準ドライバーの状態を確認してから最新版を適用します

• メーカー公式サイトから対応OS版を取得し、上書きではなくクリーンインストールを選びます

黒い画面でカーソルだけ動く現象がドライバー起因なら、上記で安定化しやすいです。Windowsの更新とGPUドライバーの更新はタイミングを分け、再起動を挟んで検証すると安全です。

システムファイルの修復と起動設定の見直し

表示が戻らない場合は、Windows側の破損や自動起動アプリの衝突を疑います。セーフモードからの基本ラインは、システムファイル修復（sfc）と復元ポイント、そしてスタートアップの無効化です。パソコン画面真っ暗でカーソル動く原因がOS層なら、手当ての順番が効きます。

起動直後にexplorer.exeが落ちるパターンは、常駐アプリや壊れた拡張が犯人のことがあります。まずは最小構成で安定させ、必要アプリを一つずつ戻して原因を特定してください。Windows11で画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く場合にも有効です。

アップデート履歴の確認と問題パッチのアンインストール

アップデート直後にwindows11画面真っ暗カーソルだけになったら、更新プログラムの巻き戻しが即効策です。品質更新やドライバー更新が表示系と衝突している可能性があるため、履歴から問題の版を外します。再起動で改善すれば原因を切り分けできます。

1. セーフモードで設定を開き、更新の履歴を確認します
2. 直近の品質更新やドライバー更新を選び、アンインストールを実行します
3. 再起動後に表示が安定するか検証し、一定期間は同更新を保留にします
4. 安定後にグラフィックドライバーかWindows更新のどちらか一方のみを適用します

アップデートが原因の黒画面は、順序立てて戻すことで高確率で復旧します。再適用は様子見の期間を置き、パソコン画面真っ暗電源ついてるの再発を防ぎます。

機種別の注意点とよくある傾向を押さえる

Windows11でアップデート後に黒い画面になる時の対処

Windows11で更新後に画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く場合、表示ドライバーやexplorerの起動不良が絡みます。まずは電源はついているか、アクセスランプやファンの動作で起動状態を確認します。改善しない時は回復環境から更新のアンインストールや起動設定変更を優先してください。以下の手順で切り分けると安全です。

1. 電源ボタン長押しで強制終了し、再起動を2〜3回繰り返して回復環境へ入ります。
2. 更新プログラムのアンインストール（品質更新→機能更新の順）を実行します。
3. セーフモード（ネットワークあり）で起動し、グラフィックドライバーの更新/ロールバックを行います。
4. Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、ファイルから「explorer.exe」を起動します。
5. 直前に入れた常駐アプリをアンインストールし、再起動で確認します。

黒い画面でカーソルだけ動く症状は放置よりも段階的な対処が効果的です。Windowsの更新が原因か、ドライバーか、起動構成かを順に切り分けるのがポイントです。

Surfaceやノートパソコンで外部モニター認識が絡む場合

Surfaceやノートパソコンでは、外部ディスプレイ優先に切り替わり内蔵表示が黒いままになることがあります。特にカバー開閉やドック接続後は表示経路が外部に固定されがちです。以下を確認して内蔵画面へ戻します。

• Win+Pで表示切り替えを呼び出し、PC画面のみまたは複製を選びます。

• USB-C/HDMI/ドックを一旦外す、再接続してから再度Win+Pで切り替えます。

• 蓋（カバー）を開けた状態で再起動し、ロゴ表示後に外部機器を接続します。

• デバイスマネージャーでモニター/ディスプレイアダプターを確認し、無効化されていないか点検します。

外部出力の誤認識は「パソコン画面真っ暗カーソルだけ」という見え方を作ります。配線を外して内蔵表示へ固定し、再起動で安定するかをチェックしてください。

NECやDellなどメーカー製PCでの回復オプションの呼び出し

メーカー製PCは回復キーや独自ユーティリティで、標準より早く回復メニューへ入れます。パソコン画面真っ暗電源ついてる状態でも、起動時のロゴ表示中に専用キーを連打するのがコツです。Windowsが立ち上がらず「パソコン画面真っ暗カーソルだけ」で止まる場合も、下記の呼び出しで回復オプションへ進めます。

• NEC: 起動時にF2/F11、機種によりAssist相当のメニューから修復へ

• Dell: 起動時にF12でSupportAssist/Diagnostics、F8で修復メニュー

• HP: F11でSystem Recovery、F2でハードウェア診断

• Lenovo: NovoボタンまたはF11で回復、F2でBIOS設定

• 富士通: F12/F11で回復、F2でBIOS、診断ツールからストレージ検査

回復環境に入れたら、まずはスタートアップ修復、次に更新プログラムのアンインストール、最後にシステムの復元の順で試すと安全です。ドライブの自己診断やメモリテストでハード故障を確認し、問題があればデータ保全を優先してから修理を依頼してください。

テーブルの内容を順に試すと、windows11画面真っ暗カーソルだけの原因をソフトとハードで切り分けやすくなります。必要に応じて修理やサポート窓口の案内に進めてください。

ハードウェアの兆候がある場合は無理をせず診断する

SSDやHDDの異音やアクセスランプの挙動から判断する

「パソコン画面が黒い状態でカーソルだけ動く」時に、まず疑うのがストレージの異常です。HDDのカチカチ音やガリガリといった繰り返し音、SSDでもアクセスランプが点灯しっぱなしで読み書きが終わらない挙動は、起動時の読み込みに失敗している合図です。電源は入っているのに画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く現象は、OSが部分的に立ち上がり表示処理まで到達できていないケースがあります。大切なのはデータ保護を最優先にすることです。強制再起動の連打は避け、状況が不安定なまま書き込みを繰り返すとファイル破損を広げます。外付けドライブやUSB機器を外し、アクセスランプの点灯パターンを観察しながら待機すると切り分けが進みます。Windowsでログイン音が鳴るのに表示が戻らない場合は、ストレージか表示系のどちらかで遅延していることが多く、早期バックアップや修理相談の判断材料になります。

• カチカチ音や周期的な異音は要注意

• アクセスランプが点灯しっぱなしなら書き込み停止を検討

• 強制再起動の連打は破損拡大のリスク

• 外付け機器を外して挙動を観察

短時間の観察で兆候が明確なら、以降の作業は安全第一で進めるのが賢明です。

熱や帯電で不安定な時の冷却と放電の手順

熱暴走や帯電は、Windowsの表示や起動に影響し、結果としてパソコン画面が黒いカーソルだけの症状を招くことがあります。冷却と放電の基本手順はシンプルですが、確実に実施することが安定化の近道です。デスクトップもノートパソコンも、通気孔の確保とファンの埃掃除で温度上昇を抑えられます。帯電は周辺機器の挙動を乱し、ドライバーの初期化が完了せず黒画面を引き起こす場合があります。下記の順で安全に試してください。

放電後に症状が改善するなら、帯電や温度が原因の可能性が高いです。改善が一時的で再発する場合は、内部清掃やサーマルグリスの再塗布、冷却環境の見直しを検討してください。

メモリやGPUが疑わしい時の最小構成起動という選択

メモリ不良やGPUの初期化失敗は、起動音やカーソルの表示はあるのに画面だけが切り替わらない現象を生みます。Windows11やWindows10で黒い画面にカーソルだけ表示され、再起動しても改善しないなら、最小構成起動で原因切り分けを行うと有効です。増設メモリや増設ボード、不要なUSB機器を外し、オンボードGPUがある場合はそちらへ接続して起動可否を確認します。手順は次の通りです。

1. 電源を切り、電源ケーブルを外す。ケース内の静電気対策を行う
2. メモリは1枚のみにしてスロットを変えながら起動確認する
3. 拡張GPUを外し、可能ならオンボード映像出力で起動を試す
4. ストレージはシステムドライブのみに接続し直す
5. 起動後にメモリ診断とドライバーの再インストールを行う

この方法で表示が戻るなら、不良モジュールやドライバー競合が疑われます。ノートパソコンでもメモリの再装着や外部機器の排除で改善する例が多く、黒画面問題の切り分けに効果的です。

予防策と日常のメンテナンスで同じトラブルを防ぐ

Windowsとドライバーの更新を計画的に行う

「画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く」という状態は、更新の不整合やドライバーの不具合が火種になりやすいです。まずは更新の段取りを整えましょう。おすすめは、アクティブ時間を設定して業務時間中の再起動を避けること、そして更新前に復元ポイントを必ず作成することです。加えて、グラフィックドライバーは提供元（GPUベンダーやPCメーカー）の安定版を選び、Windowsの更新と同日に大幅更新を重ねないのが安全策です。更新後に不具合が出た場合は、ロールバックの可否をすぐ確認すると復旧がスムーズです。パソコン画面真っ暗カーソルだけという事象は予防が第一。計画的な運用が、Windowsの表示トラブルや起動時の黒画面を未然に防ぎます。

• アクティブ時間の設定と事前の復元ポイント作成で更新トラブルを回避する

スタートアップの見直しと不要常駐の削減

ログイン直後にパソコン画面真っ暗電源ついてるのにカーソルだけ動く、というケースはスタートアップの過負荷が背景にあります。自動起動アプリを精査し、不要な常駐を停止して読み込み競合を減らしましょう。特に重いクラウド同期、ゲームランチャー、複数のセキュリティツールの同時常駐は描画を遅延させます。目安としては、必要最小限のみ自動起動、残りは手動起動へ。加えて、サインイン時のアプリ再開機能を無効化すると負荷が下がります。以下は見直しの優先度目安です。

自動起動の最適化は、黒い画面でカーソルだけ表示の早期解消に直結します。

• 自動起動アプリを整理してログイン後の黒画面リスクを減らす

定期バックアップと非常時の復旧手段を整える

万一、Windows11画面真っ暗カーソルだけやWindows10黒い画面カーソルだけ放置で悪化しても、バックアップと復旧手段があれば落ち着いて対処できます。まずはユーザーデータを外付けドライブまたはクラウドへ定期的に複製。次に、回復ドライブの作成とシステムイメージの保存を行い、表示不能でもブートして修復や復元ができる状態を用意します。バックアップ方式は差分や増分を組み合わせ、週次の完全バックアップ＋日次の差分が現実的です。非常時は、回復ドライブから起動し更新プログラムのアンインストールやシステムの復元を順に実行。これにより、パソコン画面が黒いカーソルだけの状態でもデータを守りつつ復旧の成功率が上がります。

• 外付けやクラウドへ定期的に複製し回復ドライブも準備する

パソコンの画面が黒いままでカーソルだけ動く時のよくある質問

windows11でアップデート後に黒い画面になった時はどう進めるか

windows11の更新後に画面は真っ黒だけどマウスカーソルだけは動く状態になることがあります。ポイントは原因の切り分けと安全な復旧です。まずは回復環境の起動を目指します。電源ボタンを長押しで強制終了し、起動を3回繰り返すと自動修復が表示されやすくなります。表示されたら回復オプションで更新プログラムのアンインストールを選び、品質更新や機能更新を順に外します。改善しない場合はシステムの復元で更新前の状態に戻すのが有効です。さらに、ブート後に黒い画面が続く場合はCtrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、ファイルからexplorer.exeの実行でエクスプローラーの再起動を試してください。外付けUSBや周辺機器が干渉している例もあるため、起動前に取り外してから再試行すると成功率が上がります。

• 重要: 回復環境から品質更新の削除を優先

• 有効: システムの復元で更新前へ戻す

• 応急: タスクマネージャーでexplorer.exeを実行

• 注意: 周辺機器を外して起動

補足として、更新直後はバックグラウンド処理で一時的に黒い画面が続く場合もあるため、数分の待機も有効です。

画面は真っ黒だけどマウスだけ動く状態で再起動しても直らない時の切り替え手順

パソコン画面真っ暗でカーソル動く原因は、グラフィックドライバーやスタートアップ不具合、explorerの異常終了が代表例です。再起動で直らない場合はセーフモードでの切り替えが効果的です。電源投入後に強制終了を数回行い回復環境へ入り、トラブルシューティングからスタートアップ設定の変更でセーフモード（ネットワークあり）を選択します。起動後にデバイスマネージャーでディスプレイドライバーのロールバックまたはクリーン再インストール、不要なスタートアップの無効化、最近入れた常駐ソフトのアンインストールを行います。改善確認後は通常起動に戻し、Windows更新とドライバー更新を手動で実施してください。

1. 回復環境を表示し、詳細オプションから起動設定を開きます。
2. セーフモード（ネットワークあり）を選びます。
3. ドライバーの見直しとスタートアップ調整を行います。
4. 通常起動で表示と動作を確認します。

この流れで「パソコン画面真っ暗カーソルだけ」の状態から段階的に改善を図れます。操作の前後で再起動を挟み、状態変化を確認しながら進めると失敗が少ないです。