Wi-Fi繋がらない一台だけの原因と対処法｜最短で直すチェックリスト

自分のスマホだけWi‑Fiに繋がらない、でも家族の端末は問題なし——そんな“自分だけ”の不調は珍しくありません。総務省の調査では家庭の約9割が無線LANを利用していますが、実際の問い合わせでは「一台だけ不安定」が多数を占めます。焦らず原因を切り分ければ、数分で解決できるケースも多いです。まずは他端末との比較や別SSID/テザリングで再現性を確認しましょう。

「電波は強いのに繋がらない」「認証エラーやIP取得失敗が出る」「Androidは“インターネット接続なし”になる」「PCだけ社内VPNと相性が悪い」——よくある症状には順序立てた対処が有効です。本記事はiPhone/Android/PC別の基本操作から、同時接続台数・MACフィルター・DNS・ドライバー更新まで網羅。再現テスト→設定見直し→機器側の最適化の三段階で、無駄打ちを減らします。

筆者は家庭用～中小オフィスのネットワークサポートで累計2,000件以上のWi‑Fi相談に対応。ベンダー公開資料や総務省・各OSの公式手順をベースに、今日から使える確認ポイントだけを厳選しました。まずは「保存済みネットワークの削除→再接続」「2.4/5GHzの切替」「DNSの見直し」から。詰まったら、同時接続制限とプライベートアドレスの不一致を要チェックです。

初めに確認すること Wi-Fi繋がらない一台だけの状況を切り分ける

すべての端末か一台だけかを判別する簡易チェック

まずは原因の居場所を素早く見極めます。ポイントは他の端末で同じSSIDに接続して通信できるかです。家族のスマホやPC、タブレットを使い、同じ場所で速度テストや動画再生を試してください。複数の機器が問題なく通信できるなら、原因は高確率で一台の端末側にあります。逆に全端末で不安定なら回線やルーターの問題です。さらに、iPhoneだけ、アンドロイドだけ、PCだけなど機種やOSの偏りがないかも重要です。例えば「wi-fi繋がらない一台だけiphone」や「wi-fi繋がらない一台だけアンドロイド」といった偏りは設定やドライバー、VPN、セキュリティアプリ、周波数帯の相性が疑われます。切り分けが済むと対応は一気に早くなります。

電波はあるのに繋がらないと表示される場合の見方

アンテナ表示が強いのに通信できない時は、認証から名前解決までのどこで詰まっているかを順番に確認します。まずはパスワードの誤りやWPA設定の不一致で起きる認証エラーを疑い、ネットワークの削除と再接続を行います。次に「IPアドレス取得中のまま」「接続済みだがインターネットなし」と表示される場合はDHCPの不具合やIP競合の可能性があります。固定IP設定が残っていないか、機内モードの誤作動、VPNの常時接続もチェックしましょう。名前解決に関わるDNS不応答が疑われる場合は、端末のDNSを自動から公共DNSへ切り替えると改善することがあります。段階的に切り分けると原因が絞れます。

家の中の別SSIDやテザリングで再現するか

同じ家の中でも2.4GHzと5GHzのSSIDを切り替えると症状が変わることがあります。2.4GHzは遠くまで届きますが干渉に弱く、5GHzは干渉に強い一方で距離や壁に影響されやすいです。まずは別SSIDに接続し、問題の端末だけが再現するかを見ます。それでも「wi-fi繋がらない一台だけ」が続くなら、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiに接続して挙動を比較してください。別ネットワークで正常に使えるなら自宅ルーター側の設定、チャンネル干渉、接続台数上限、MACフィルタが疑われます。逆にどのネットでも不調なら端末側の設定やOS、ドライバー、バッテリーセーバーの干渉が原因の可能性が高いです。以下の比較表でチェック観点を整理します。

補足として、アンドロイドやiPhoneでテザリングが安定するなら、自宅側のチャネル変更や再起動、ファーム更新を優先してください。

端末側の基本対処 iPhoneやAndroidとパソコンでまず試す

機内モードの切り替えとWi-Fiの再接続 保存済みネットワークを一度削除

「自分だけWi-Fiが不安定」「wi-fi繋がらない一台だけになった」時は、まず無線をいったんリセットします。機内モードのオンオフで通信機能を一度完全停止し、Wi-Fiを再スキャンして新鮮な接続を確立すると改善しやすいです。保存済みネットワークが壊れているケースも多いため、該当SSIDを削除してから再登録しましょう。特にiPhoneやAndroidでは認証情報の不整合が原因になりやすく、パスワード再入力で整います。電波干渉が疑わしい場合は2.4GHzと5GHzを切り替え、電波強度の高い方を選ぶのが有効です。ルーターの近くで再接続し、VPNやプロファイルがあるなら一時停止して様子を見てください。

• 機内モードを30〜60秒オンにしてからオフ

• 保存済みSSIDを削除し、パスワードを再入力

• 2.4GHz/5GHzを切り替えて接続

• VPNやセキュリティアプリを一時停止

補足として、同じSSIDのメッシュや中継器がある環境では別バンドに誤接続しがちです。最も電波が強いSSIDを明示的に選ぶことがポイントです。

ネットワーク設定のリセットと再起動の順番

「Wi-Fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけ」や「wi-fi繋がらない一台だけPC」という症状では、ネットワーク設定のリセットが効きます。操作順は安定化に直結します：先に端末のネットワークを初期化し、再起動、その後にルーターを再起動という流れが望ましいです。iPhoneは設定から“ネットワーク設定をリセット”を実行、Androidは“Wi‑Fi、モバイル、Bluetoothのリセット”を選びます。Windowsは“ネットワークのリセット”でアダプターを再作成し、DNSやIPの不整合を解消します。実行前にWi‑Fiパスワードを控え、業務端末は管理者ポリシーに注意してください。固定IPや独自DNSを使っていた場合は再設定が必要になるため、設定値をメモしてから進めましょう。

表のとおり、どの端末でも設定クリア→端末再起動→ルーター再起動の順番が安定度を高めます。

アプリやOSの更新とストレージ空き容量の確認

更新不足と容量不足は見落とされがちですが、wi-fi繋がらない一台だけの典型的な原因です。古いOSや無線ドライバーはルーターの新しい暗号化や周波数制御に追随できず、接続済みでもインターネットへ到達できない事象を招きます。まずOS、セキュリティパッチ、無線LANドライバー、ルーターのファームウェアを最新化しましょう。ストレージ残量が少ないとキャッシュ生成や更新が失敗し、ネットワークスタックが不安定になります。iPhoneやAndroidは15％以上、PCは10GB以上の空きを目安に維持すると安全です。不要アプリの削除、写真や動画のクラウド移動、バックグラウンドで重いアプリを停止すると改善が見込めます。更新後は端末とルーターを再起動し、2.4GHz/5GHzを切り替えて安定側に接続してください。

1. OSとアプリ、無線ドライバーを更新
2. ストレージの空きを確保（iPhone/Androidは15％以上）
3. ルーターのファームウェア更新後に再起動
4. 2.4GHz/5GHzを切り替えて通信を確認

更新と容量確保は、断続的な切断や認証失敗の再発防止に直結します。

ルーターと電波の問題 距離と周波数とチャンネル干渉を見直す

2.4GHzと5GHzの切り替えで届きやすさと速度を調整

「自宅のWi-Fiが急に自分だけ不安定」「wi-fi電波はあるのに繋がらない」など、Wi-Fi繋がらない一台だけの症状は帯域選びのミスマッチが原因になりがちです。2.4GHzは壁越しに強く遠くまで届きやすい一方で、電子レンジやBluetoothと干渉しやすく速度が落ちやすい帯域です。5GHzは高速で干渉に強い反面、壁や床を越えると減衰が大きく届きにくくなります。改善のコツはシンプルです。まずはSSIDを2.4GHzと5GHzで明確に分けて表示し、端末の利用場所と用途で接続先を切り替えることです。動画視聴やオンライン会議で速度が欲しいなら近距離で5GHz、離れた部屋やタブレットの常時接続なら2.4GHzが有効です。AndroidやiPhone、PCで症状が違うときも、この帯域最適化で多くのケースが解消します。

• ポイント

  • SSIDを帯域ごとに分ける（例：home-24、home-5）
  • 端末ごとに優先帯域を決める（スマホは5GHz優先、離れ部屋は2.4GHz）
  • 電波が弱いときはまず2.4GHzを試す

補足として、同じ部屋でも5GHzで電波強度が足りない場合は、自動的に2.4GHzへハンドオーバーできる機能よりも手動選択が安定することがあります。

ルーターの設置位置とアンテナ向きの最適化

ルーターの位置とアンテナ角度は、Wi-Fi繋がらない一台だけを生みやすい盲点です。床置きや金属棚の近く、壁際などは電波が吸収・反射され、特定の端末だけネットワーク接続が不安定になります。理想は住居の中心に近い高所設置で、周囲30センチ以上を空けることです。アンテナが外付けなら、垂直と水平を一本ずつ交差させると、スマホやノートPCなど端末のアンテナ姿勢差をカバーできます。メッシュや中継機の活用で死角を減らすのも効果的で、長い廊下や鉄筋コンクリート壁が多い住宅では2台構成のメッシュが安定します。ONUからのLANケーブルは折れや強い折り曲げを避け、ルーターの通気口を塞がないようにしてください。熱は通信速度の低下や再起動ループを招き、結果として一台だけの切断に見えることがあります。

短時間のテストでも、設置変更でRSSIや速度が大きく改善することがあります。

集合住宅で起きやすいチャンネル混雑の回避

集合住宅では隣接ネットワークが多く、同じチャンネルに集中して干渉が発生します。結果として、特定の端末だけ遅い、または「wi-fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけ」という誤解を生む現象が起きます。まずはルーターの自動設定を見直し、2.4GHzは1/6/11のいずれかへ固定、5GHzはDFS非対応端末を考慮して36/40/44/48などに固定するのが基本です。スマホのWi-Fiアナライザー系アプリで周辺の利用状況を確認し、空いているチャンネルを選ぶと干渉が減ります。変更手順は簡単です。

1. ルーター管理画面にログインして無線設定を開く
2. 2.4GHzのチャンネルを1、6、11から空きに固定
3. 5GHzは36〜48または帯域幅を40MHzに調整
4. 設定を保存しルーターを再起動
5. 端末側でネットワークを削除して再接続し速度を確認

この最適化はAndroidやiPhone、PCなどデバイスを問わず効果があり、特に夜間の混雑時間帯での通信品質を安定化させます。さらにバッファローなどのルーターでは、自動チャンネルが過密帯域を選ぶ場合があるため、手動最適化が近道になります。

接続制限とセキュリティが原因のとき 同時接続台数とMACフィルターとVPNを確認

ルーターの同時接続台数とアクセス制限

「Wi-Fi繋がらない一台だけ」と感じたら、まずはルーターの制限を疑います。多くの家庭用ルーターは同時接続台数に上限があり、上限に達すると新規接続が弾かれます。さらにアクセスコントロールのスケジュールや端末ごとの許可設定が有効だと、特定の時間帯だけブロックされることもあります。手順のポイントはシンプルです。管理画面にログインし、接続一覧と制限設定を確認してください。上限値を引き上げるか、不要なデバイスを切断すれば改善します。SSIDが2.4GHzと5GHzで分かれている場合は、混雑の少ない方へ切り替えるのも有効です。iPhoneやAndroid、PCのいずれでも同じ考え方で確認でき、インターネット接続の安定化につながります。なお、再起動で一時的に枠が空くこともあるため、ルーター再起動と端末の再接続を最初に試すのがおすすめです。

• 台数超過やスケジュール制限で弾かれていないか管理画面で確認する

MACアドレスフィルタリングとプライベートアドレスの不一致

MACアドレスフィルタリングを使っていると、許可リストに載っていない端末は接続できません。ここでハマりやすいのが、iPhoneの「プライベートアドレス」機能です。これはSSIDごとにランダムなMACを使うため、許可リストに登録したアドレスと不一致が起きやすく、「Wi-Fi繋がらない一台だけ」という状況を生みます。対処は二択です。iPhone側で当該SSIDのプライベートアドレスをオフにして実機のMACを使うか、ルーターの許可リストに現在のプライベートMACを追加します。Androidの「ランダム化MAC」も同様の挙動があるため要注意です。職場や自宅でフィルタリングが厳密な場合は、端末買い替えやOSアップデート後にMACが変わっていないか確認しましょう。整合が取れれば、ネットワーク接続は即時に復帰します。運用面では、SSIDごとに登録を管理し、端末名も併記しておくとトラブル防止に役立ちます。

• iPhoneのプライベートアドレス機能と許可リストの整合を取る

ファイアウォールやセキュリティソフトとVPNやプロファイルの影響

セキュリティが過剰に効いていると、特定端末だけ通信が遮断されます。WindowsやmacOSのファイアウォール、サードパーティ製セキュリティソフト、モバイルの管理プロファイルが原因になることがあります。さらにVPNが常時接続だと、DNSルーティングや分割トンネリングの設定でWi-Fi経路が不安定になり、インターネットに出られない事象が出がちです。切り分けのコツは、順番に一時無効化して挙動を確認することです。VPNを切断、セキュリティソフトのネットワーク保護を一時停止、OSファイアウォールの受信規則を緩和し、接続可否を確認します。社用端末の場合はポリシーにより設定変更が禁止されていることがあるため、管理者に相談しましょう。家庭内ではルーター側のSPIやペアレンタルコントロールが影響することもあるため、該当端末の例外設定を作ると安定します。最後にDNS設定の固定解除やプロファイル削除で改善するケースもあります。

• 一時無効化や切断で動作確認し、原因機能を特定する

上記を踏まえ、原因を一つずつ切り分けると、Wi-Fi繋がらない一台だけの問題は短時間で解消しやすくなります。次の手順で流れを作ると迷いません。

1. ルーター再起動と接続枠の確認
2. アクセス制御とスケジュールの見直し
3. iPhoneやAndroidのMAC設定を確認
4. VPNとセキュリティを一時無効化して接続可否を確認
5. DNSやプロファイルを初期状態に戻して再接続

iPhoneだけつながらない場合の原因別チェック

Wi-Fiアシストと省データモードと低電力モードの見直し

「iPhoneだけがWi-Fiに繋がらない」「Wi-Fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけ」と感じたら、まず見直したいのが自動制御系の3設定です。Wi-Fiアシストがオンだと電波が弱いときにモバイル通信へ切り替わり、接続済みでも通信が途切れたように見えます。省データモードはバックグラウンド通信や一部の更新を抑えるため、アプリがタイムアウトを起こすことがあります。さらに低電力モードは無線処理を抑える影響で速度低下や再接続の遅延が発生しやすいです。以下の手順で切り分けましょう。

• Wi-Fiアシストを一時的にオフにして挙動を確認します

• 省データモードをオフにし、通信制限の影響を外します

• 低電力モードを解除して安定性を確認します

上記を無効化しても改善しない場合は、SSIDの2.4GHzと5GHzの切替、ルーター再起動、ネットワーク設定のリセットを検討してください。Wi-Fi繋がらない一台だけがiPhoneの場合でも、まずは自動制御の影響を除外することが近道です。

プライベートリレーやプライベートWi-FiアドレスとVPNの相性

iCloudプライベートリレー、プライベートWi-Fiアドレス、VPNは匿名性や追跡防止に役立つ一方で、ルーターや回線側のフィルタ、社内ネットワーク、公共Wi-Fiのポリシーと相性問題を起こしやすい設定です。とくにバッファローなど一部ルーターではMACアドレスランダム化（プライベートWi-Fiアドレス）により接続制御と食い違い、Wi-Fi繋がらない一台だけという現象が起こることがあります。切り分けは段階的に行い、影響範囲を最小化しましょう。

上記を1つずつ無効化して挙動を確認し、改善した設定のみを見直して再有効化するのが安全です。うまくいかない場合はルーターのファーム更新やDNSの変更、iPhoneのネットワーク設定リセットを順に試すと原因特定が進みます。

Androidだけつながらない 保存済みや接続済みでインターネット接続なしと表示される

Androidだけが「保存済み」や「接続済みインターネット接続なし」と表示される時は、端末のネットワーク設定やルーター設定の食い違いが原因になりがちです。特にDHCPでIPが取得できない、またはDNS解決に失敗しているケースが多いです。まずはWi-Fiの再接続と端末の再起動を行い、2.4GHzと5GHzの周波数帯を切り替えて改善を確認します。さらに、Wi-Fiプロファイルの破損、ランダムMACと静的IPの不整合、セキュリティ方式の不一致、ファイアウォールやフィルタの影響も疑いましょう。Wi-Fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけという状況やWi-Fi繋がらない一台だけが発生する場合、端末固有の設定がボトルネックになっていることが多いため、次の手順で標準設定へ戻すと改善しやすいです。

保存済みの削除と再登録 ランダムMACと静的IP設定を確認

保存済みネットワークの設定が壊れていると、DHCPやDNSが正しく機能しません。次の手順で標準状態に戻しましょう。

• ポイント

  • 保存済みネットワークの削除で不整合を一掃
  • ランダムMAC→端末MACの切り替えで認証やフィルタを回避
  • IP設定はDHCP（自動）に戻し静的IPの誤設定を解消
  • 2.4GHz/5GHzの切替で干渉や距離問題を切り分け

保存済みを削除して再登録する際は、パスワードの再入力とセキュリティ方式の確認を行います。ルーター側のアクセス制御（MACフィルタやサブネット制限）があるとAndroidだけが弾かれ、Wi-Fi繋がらない一台だけの状態になります。ランダムMACが許可リストに一致しない例も多いため、端末MACに固定してから登録をやり直してください。静的IPを設定していた場合はゲートウェイやDNSが誤っているとインターネットに出られません。DHCPに戻し、再接続後に「インターネット接続あり」に変わるか確認します。家の他端末が正常なら端末側、全滅ならルーターや回線側の問題の可能性が高いです。

Wi-Fiをオンにしてもすぐオフになる場合

Wi-Fiをオンにしても勝手にオフへ戻る時は、省電力や最適化アプリが無線を制御しているか、システムの接続最適化が強すぎることが疑われます。さらに、VPNやセキュリティアプリ、機内モードの自動切替が干渉していることもあります。対処のポイントは次のとおりです。

原因を一つずつ止めることで、オン直後にオフへ戻る症状の切り分けが進みます。改善しない場合はOSアップデートやネットワーク設定のリセットを試し、最後にルーターの再起動とファームウェア更新で環境側の不整合を解消してください。Wi-Fi電波はあるのに繋がらないアンドロイドというケースでも、この手順で安定化しやすいです。

パソコンだけつながらない WindowsやMacでのドライバーとIPとDNSの見直し

IPアドレス固定やプロキシ設定の残存を確認

「自分のPCだけWi-Fiが不安定」「wi-fi繋がらない一台だけpc」という状況は、IPやDNSの固定、プロキシ常駐が原因で起きがちです。ポイントは設定をDHCPに戻し自動取得へ統一することです。Windowsなら「アダプターのオプションを変更」からWi-Fiのプロパティを開き、IPv4のIPアドレス・DNSサーバーを自動取得にします。Macは「ネットワーク」でWi‑Fiを選び、TCP/IPの設定を自動（DHCP）、DNSの手動エントリを削除します。プロキシは企業ネットワーク後の残骸が多いため、WindowsのインターネットオプションやMacの「プロキシ」タブで自動検出以外を無効化してください。固定設定とプロキシが同時に残るとIP競合やインターネット接続なし表示を誘発します。

• 自動プライベートIPやプロキシ常駐を解除し、DHCPへ戻す

無線LANドライバー更新と電源管理の調整

ドライバーの古さや省電力制御が強すぎると、Wi‑Fiが接続済みでも通信が止まる現象や、スリープ復帰後の未接続が発生します。Windowsはデバイスマネージャーで無線LANアダプターを選び、ドライバーの更新と「電源の管理」で「電力節約のために…オフ」へ変更します。詳細設定のローミング攻撃性は中、プリファードバンドは2.4GHz/5GHzを環境に合わせて選びます。Macは「省エネルギー」でスリープ時のWi‑Fi切断を避け、最新のmacOSアップデートを適用してください。メーカー提供のユーティリティ（IntelやBroadcom）で最新版へそろえると、wi-fi電波はあるのに繋がらない症状が改善しやすいです。Buffaloなどのルーター利用時はファーム更新も効果的です。

• 最新ドライバー導入と省電力設定変更で切断を抑制する

まだ直らないときの最終チェック ルーター再起動と初期化と障害情報と交換検討

正しい再起動手順とファームウェア更新 設定のバックアップを先に取る

Wi-Fiが自宅で自分の端末だけ不安定、いわゆるWi-Fi繋がらない一台だけの症状が残るなら、まずは正しい順番での再起動と設定のバックアップを実施します。ポイントはONUやモデム、ルーター、端末の電源復帰の順序です。さらにルーターのファームウェア更新で通信の安定性が改善することがあります。更新後は数分待機して挙動確認し、2.4GHzと5GHzのSSIDへ交互に接続テストを行います。AndroidやiPhone、PCで挙動が違う場合もあるため、端末別に検証すると原因を切り分けやすいです。再起動で改善しないときは初期化と復元も視野に入れます。

• 事前に設定をバックアップし、元に戻せる状態を作る

• 電源の入れ直しは順番厳守で通信を安定化させる

• 更新後は数分待機し、再接続と速度を確認する

下記の表で手順を確認してください。短時間ででき、Wi-Fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけの症状にも有効です。

回線事業者やプロバイダーの障害と機器の寿命

一台だけ繋がらないのか、家全体で不調なのかを切り分けます。全端末で不調なら回線事業者やプロバイダーの障害を疑い、公式の障害情報やメンテナンス告知を確認します。自分の端末だけなら端末側の設定やドライバー、VPN、ファイアウォールの影響を再点検します。長年使っているならルーターの寿命も要因です。一般的に5〜7年で性能劣化や不意の再起動、2.4GHzだけ不安定、5GHzの到達距離低下などの症状が見られます。接続台数が増えた家庭では、WiFi6以降やメッシュ対応へ交換すると、Wi-Fi繋がらない一台だけの現象が混雑緩和で解消することが多いです。バッファローなどメーカー機でもファーム更新と初期化→再設定で改善しないなら、交換の判断材料になります。

1. 障害情報の確認を最優先で行う
2. 利用年数・再起動頻度・発熱を寿命判断の目安にする
3. 上位規格やメッシュ対応など性能要件を満たす機器へ更新する
4. 交換前に電源・LANケーブル・設置位置も再点検する

よくある質問 自宅のWi-Fiが一台だけ繋がらない疑問への答え

家で自分だけ繋がっているのにネットに出られないとき

Wi-Fiのアイコンは接続済みなのにインターネットに出られない時は、DNSとVPNとフィルタリングの順で切り分けると早いです。まずDNSです。iPhoneやAndroid、PCでIP設定を確認し、DNSが固定なら一度自動に戻すか、1.1.1.1や8.8.8.8に変更して試します。次にVPNです。業務アプリや設定で常時VPNが有効だと通信が迂回され失敗します。VPNアプリを一時停止し、iPhoneは設定のVPNをオフ、Androidは接続済みVPNを切断して再テストします。最後にフィルタリングです。セキュリティアプリの保護ブラウジングやファイアウォール、ペアレンタルコントロールが特定端末だけをブロックしている場合があります。アプリの保護を一時的に無効化し、ルーターのMACフィルターやアクセス制御を確認してください。これで改善すれば設定が原因です。改善しない場合はルーターの再起動と端末のネットワーク設定リセットを行い、周波数帯を2.4GHzと5GHzで切り替えて再検証します。Wi-Fi繋がってるのにネット繋がらない自分だけという状況は、DNSかVPNに起因することが多いです。

• ポイント

  • DNSは自動に戻すか公共DNSで検証
  • VPNは完全オフで再接続
  • フィルタリングやMACフィルターを一時無効化

公共Wi-Fiでだけ一台が繋がらない場合の注意点

カフェや駅などの公共Wi-Fiは、接続後に認証方式や同意画面を完了しないとインターネットへ出られません。アクセスポイントに接続した直後にブラウザで任意サイトへアクセスすると、同意ページへリダイレクトされます。表示されない時は、以下のテーブルの通り対処すると解決しやすいです。

公共Wi-Fiは認証方式が端末の設定と合わないと失敗します。WPA2-Enterpriseのようなログイン方式は証明書やユーザー名が必要なケースがあります。ブラウザのポップアップやトラッキング防止で同意画面がブロックされることもあるため、別ブラウザでhttpのexampleやポータルにアクセスし、コンテンツブロッカーを一時停止してください。さらに、iPhoneやAndroidのプライベートアドレスがオンだと端末識別が変わり、再ログインが必要になる場合があります。Wi-Fi繋がらない一台だけが公共Wi-Fiで発生する時は、認証からやり直し、DNSとVPNを無効にしたうえで利用規約同意画面を確実に表示させることが近道です。最後に、時間帯で混雑しているとIP割り当てに失敗するため、再接続や端末再起動も合わせて実施してください。