AirDrop設定で即解決｜iPhone・iPad・Macの使い方と対処法ガイド

「AirDropの設定が見つからない」「相手が表示されない」「待機中で止まる」——そんな悩みは珍しくありません。Appleは公式サポートで、AirDropにWi‑FiとBluetoothの同時オン、近接、画面点灯が必要と明言しています。またiOS 16.2以降では「すべての人（10分間のみ）」へ仕様変更され、気づかないうちに受信不可になっているケースも増えています。まずは原因を整理して、最短で解決しましょう。

本ガイドは、iPhone・iPad・Macの設定場所の違い、受信設定の判断基準、写真や大容量ファイルの送受信フロー、そして「表示されない」「送れない」を切り分けるチェックリストまで、実機検証とApple公式情報をもとに体系化しました。機内モード、スクリーンタイム、テザリング、ファイアウォールなど、見落としがちなポイントも順番に確認できます。

さらに、端末名の変更で見つかりやすさを上げるコツや、公共の場での安全な運用も解説します。迷ったときは、本文のチェックリストを上から順に試すだけでOK。今日からAirDropの「探す・待つ・失敗する」を卒業し、写真もファイルも素早く確実に共有できる状態を一緒に整えていきましょう。

AirDrop設定の全体像をつかむ入門ガイド

iPhoneで設定が見つからない時に最初に確認する場所

iPhoneのAirDrop設定は迷いやすいですが、見る場所を押さえればすぐに切り替えできます。まずは設定アプリからの確認です。設定を開き、一般をタップし、AirDropを選びます。ここで受信設定を「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人（10分間のみ）」から切り替えます。もう一つはコントロールセンターでの操作です。画面右上から下へスワイプし、通信パネルを長押しして表示を拡大します。AirDropアイコンをタップして同じ3択から選びます。通信が不安定だと表示されないことがあるため、Wi‑FiとBluetoothがオンかを事前に確認してください。名称がわかりづらい時は、設定アプリ内検索で「AirDrop」と入れると最短で到達できます。

• ポイント：設定とコントロールセンターの2経路を覚えると迷いません

• 注意点：連絡先のみは相手が連絡先に登録され、Apple IDメールや電話番号が一致している必要があります

短時間の共有なら「すべての人（10分間のみ）」が失敗を減らせます。終わったら戻すと安全です。

iPhoneのAirDropが表示されない時の表示条件と制限

AirDropが表示されない、または受信できない時は、表示条件を一つずつ潰すと解決が早いです。機内モードがオンだとWi‑FiとBluetoothが無効化され、アイコン自体が出てこないことがあります。また、スクリーンタイムの内容とプライバシーの制限で「AirDropの変更を許可しない」が有効だと設定が灰色になり選べません。企業や学校の管理プロファイルでも同様に制限される場合があります。受信側が画面ロック中やテザリング中だと検出が不安定になり、iPhone名が出ないことがあります。連絡先のみを選んでいるのに相手が見つからない時は、双方の連絡先カードにApple IDのメールまたは電話番号が一致しているかを確認してください。さらに、個人用ホットスポットをオフ、パーソナルリレーやVPNの一時停止も有効です。短距離通信のため、端末同士は約10メートル以内が目安です。

制限が疑われる時は、いったん再起動し、通信設定を入れ直すと復帰しやすいです。

iPadとMacのAirDrop設定の基本的な違い

iPadとMacではUIの場所と名称が少し異なります。iPadOSはiPhoneと同じ操作感で、設定アプリの一般からAirDropを開き、受信設定を切り替えます。コントロールセンターでも通信パネルの長押しからAirDropの受信設定を選べます。MacはFinder主体です。Finderを開きサイドバーのAirDropをクリックし、ウィンドウ下部の「このMacを検出可能な相手」を「なし」「連絡先のみ」「全員」から選びます。あわせてシステム設定の一般→AirDropとHandoffで「AirDropの受信を許可」を有効にします。送受信の実運用では、iPhoneからMacへは共有ボタンで近くのデバイス名が自動表示され、MacからiPhoneへはファイルをFinderのAirDropへドラッグで送信できます。MacのWi‑FiとBluetoothが両方オンでないと表示されない点がつまずきやすい箇所です。名称が紛らわしい時は、Macのシステム設定→共有→コンピュータ名、iPad/iPhoneの一般→情報→名前で識別しやすい名前に変更すると、送り先のミスが防げます。

1. iPadOS：設定アプリの一般→AirDrop、またはコントロールセンターで切替
2. macOS：FinderのAirDrop画面で検出範囲を選択
3. 送信操作：iOS/iPadOSは共有ボタン、macOSはドラッグ&ドロップ
4. 必須条件：Wi‑FiとBluetoothを同時にオン、端末は近距離に配置

環境差を理解すると、iPhoneとMac間のairdrop設定の迷いが一気に解消します。

iPhoneのAirDrop設定を正しく有効化する手順

受信設定を連絡先のみとすべての人から選ぶ判断基準

AirDropの受信設定は「連絡先のみ」と「すべての人（10分間のみ）」で使い分けるのが安全です。普段は連絡先のみが安心で、知らない相手からの通知を防げます。イベントで多数の人と素早く共有したい時だけすべての人に切り替えると効率的です。iPhoneの通知が多い場面では誤送信のリスクが上がるため、必要な時間だけ切り替えるのがコツです。iPhoneの設定アプリやコントロールセンターで受信設定を確認し、AirDropの表示が不安定なときは一度オフにしてから再設定すると改善します。AirDrop設定が表示されない場合は機内モードやスクリーンタイムの制限も確認してください。

• 普段は「連絡先のみ」で安全性を確保

• 共有が集中する場面だけ「すべての人（10分間）」で効率化

• 切り替えは必要最小限にして通知トラブルを回避

• 表示されない時は制限設定も確認して安定性を高める

共有相手が見つからない時の見直しポイント

AirDropで共有相手が見つからない時は、基本条件から順に点検すると早く解決します。まず端末名を確認し、同じ名前が並んで紛らわしくないか見直します。次に距離は約10メートル以内、障害物を避けて近接させます。相手の画面が点灯しロック解除済みであるか、Wi‑FiとBluetoothがオンかを確認します。受信側のAirDropが連絡先のみなら、連絡先カードに相手のApple IDメールや電話番号が登録されていることが必要です。通信が待機中のまま進まない場合は、両端末で機内モードのオン→オフ、または再起動を試すと復旧することが多いです。

状況を一度に変えず上から順に確認すると、原因の切り分けがしやすくなります。

Wi‑FiとBluetoothを同時にオンにする正しい起動順

AirDropはWi‑FiとBluetoothが同時にオンで初めて安定します。最も確実なのは設定アプリで両方を有効化し、その後に受信設定を切り替える流れです。コントロールセンターだけだと一時的な接続状態が残り、待機中が続くことがあります。以下の順序で起動すると失敗が減ります。

1. 設定アプリで機内モードをオフにする
2. Wi‑Fiをオン、既知のネットワークに自動接続させる
3. Bluetoothをオンにして無線を待機状態にする
4. コントロールセンターでAirDropをタップし受信設定を選ぶ
5. 共有元アプリの共有ボタンから送信、相手端末名を選択

この手順でAirDrop 設定の不安定さを抑えられます。うまくいかない場合は、Wi‑Fiの自動接続を一度切り替え、Bluetoothもオフ→オンにして無線スタックをリフレッシュすると復旧が早いです。送受信の直前に画面を点灯させ、音が鳴るのに受信できないケースでは受信設定を「すべての人」に一時変更して検証してください。

iPadのAirDrop設定で受け取りやすくするコツ

iPadで受信できない時の見直し項目

AirDropの受信が不安定なときは、原因を1つずつ切り分けると早く解消できます。まずは優先度の高い順で確認しましょう。設定アプリで受信設定が「受信しない」になっていないかをチェックし、「連絡先のみ」もしくは「すべての人（10分間のみ）」に切り替えます。続いてインターネット共有をオフにします。テザリングがオンだとAirDropの通信に干渉するためです。同一Apple ID同士の送受信は表示が安定しますが、別ID間では連絡先情報が一致しないと見つからないことがあります。以下の表で要点を整理します。

補足として、機内モードはオフにし、画面ロック中は解除しておくと発見されやすくなります。短時間での再試行も有効です。

名前の変更で相手に認識されやすくする方法

同じ場所に複数のiPadやiPhoneがいると、似た名称が並んで選びづらくなります。受信側の端末名をわかりやすく変えると、送信者の画面に即座に判別しやすい名前で表示され、誤送信を防げます。手順は次の通りです。

1. 設定→一般→情報→名前をタップします。
2. 新しい名称を入力し、完了をタップします。
3. 送信側は共有シートのAirDrop一覧を再検索するため、一度閉じて再表示します。
4. 反映が遅い場合は、コントロールセンターでWi‑FiとBluetoothを一度オフ→オンに切り替えます。
5. それでも表示されない場合は、iPad側でAirDropの受信設定を切り替えて再度待受します。

ポイントは、部屋名や用途を含めた識別性の高い名称にすることです。例として「iPad_会議室A」などにすると現場での選択ミスが減ります。名前変更後は数十秒のラグが出ることがあるため、送信側の画面更新を忘れずに行ってください。

MacでAirDrop設定を整えiPhoneとの送受信を安定させる

Macの受信設定が出てこない時の対処

MacのAirDropが見つからない時は、まずFinderから状況を可視化します。Finderを開きサイドバーのAirDropを選ぶと、上部に受信許可のメニューが表示されます。ここで「連絡先のみ」や「すべての人10分間のみ」を選べば、受け取り方を即変更できます。併せてWi‑FiとBluetoothがオンかを画面右上のメニューで確認し、必要ならオンに切り替えてください。受信設定が表示されない、もしくはグレーアウトする場合は、ネットワーク共有の制限やユーザー権限でブロックされている可能性があります。iPhone側も画面を点灯し、コントロールセンターからAirDropを許可にしておくと発見性が上がります。AirDrop 設定に問題がないのに見えない時は、デバイス名の重複も干渉要因になり得ます。システム設定の共有でMacの名前を一意にするのが効果的です。

• FinderのAirDrop画面で受信許可を変更し、現在の状態を把握する

• Wi‑FiとBluetoothを必ずオンにして、無線条件を整える

• iPhone画面を点灯し、コントロールセンターで受信範囲を許可にする

• Macの名前を変更し、近くの同名デバイスとの混同を防ぐ

補足として、企業や学校のネットワークではAirDropが管理ポリシーで制限される場合があります。

Wi‑FiとBluetoothが有効でも表示されない時の追加チェック

Wi‑FiとBluetoothが有効でも見つからない時は、システムの防御設定や互換範囲を絞り込みましょう。まずMacのファイアウォールで受信接続がブロックされていないか確認します。受信接続を許可する、またはAirDrop周辺のサービスを許可状態にするのがポイントです。続いて、古いMacやiPhoneは世代によってAirDropの方式が異なり、混在環境で相互検出に時間がかかることがあります。OSが古いと互換性の壁が出るため、可能な範囲で最新の安定版へアップデートしてください。さらに、インターネット共有やVPNがオンだと無線条件が変化し検出に支障が出ます。これらを一時的にオフにして挙動を確認すると切り分けが進みます。AirDrop 設定を見直しても改善しない場合は、SMCやNVRAMのリセットで無線周りの状態を初期化するのも有効です。

上の表で当てはまる項目から順に無効化または更新すると、原因が絞れます。

MacからiPhoneが表示されない時の距離と障害物の影響

AirDropは近距離無線を使うため、距離と障害物が検出精度に直結します。最適なのは数十センチから数メートル程度で、金属棚やコンクリ壁、電子レンジなど強い反射やノイズ源を避けるのがコツです。実環境では机の下やバッグの中だと感度が落ちます。両デバイスの位置を同じ室内の見通し線上に置き、向きを変えながら再試行してください。さらに、iPhoneの画面点灯は見つかりやすさを高める重要ポイントです。ロック画面でもよいので点灯させ、コントロールセンターで受信範囲を「連絡先のみ」から「すべての人10分間のみ」に一時変更すると検出が速くなります。AirDrop 設定を頻繁に切り替えるなら、コントロールセンターから長押しで素早くアクセスしましょう。最後に、機内モードやテザリングがオンだと待機中で止まることがあります。これらは送受信の直前にオフにしておくと安定します。

1. 見通しの良い近距離に寄せ、金属や厚壁を避ける
2. iPhone画面を点灯し、受信範囲を一時的に広げる
3. 機内モードとテザリングをオフにし、干渉要因を減らす
4. 向きや置き場所を微調整して検出を促進する

送信と受信の実践フローを写真やファイル別に解説

写真や動画を素早く送るための共有メニューの使い方

写真や動画は「写真」アプリからが最短です。iPhoneの共有ボタンを開くと、上段に近くの相手が並ぶ「共有候補」が出ます。ここをタップすればワンタップで送信待機に入る一方、候補に出てこない相手はAirDropアイコンから手動選択します。複数選択のコツは、アルバムや「すべての写真」でスワイプして範囲選択し、重い4K動画は数本ずつに分けて送ることです。うまく出てこない場合はコントロールセンターでAirDrop設定を“連絡先のみ”から“すべての人10分間”へ一時変更すると発見されやすくなります。Macに送るときはFinderのAirDropウインドウを開いておくと表示が安定します。速度が遅いと感じたらWiFiとBluetoothを一度オフオンするだけで改善することが多いです。

• 共有候補は自動、AirDropアイコンは手動で相手選択

• 大量送信は範囲選択→小分けが失敗しにくい

• AirDrop設定の一時変更で相手が表示されない問題を回避

• WiFiとBluetoothの再起動で速度や接続を立て直す

大きなデータを送る時に失敗しないコツ

大容量の写真や動画、ファイルは失敗ポイントを先に潰すのが近道です。まず保存先の空き容量を送受信の両端末で確認し、ギリギリなら不要データを整理します。続いて4K動画や多数の写真は連続送信を分割し、1回のペイロードを軽くします。アプリ間共有では、ファイルアプリ経由のPDFやZIPはファイルアプリから共有、写真は写真アプリからとアプリに合った共有元を使うとエラーが減ります。iPhoneやiPadで“待機中”が長い場合は機内モードのオンオフ→再試行が有効です。Mac宛てに通らない時はFinderのAirDropで“このMacを検出可能にする”を“全員”へ一時変更が鉄板の回避策です。接続不安定時は5GHzのWiFiに固定すると干渉の影響を受けにくくなります。

短時間で確実に届けるには、容量確保と小分け送信が最強の組み合わせです。

受信通知から保存先までの流れを確実に理解する

受信は通知からの操作が肝心です。写真や動画は「写真」アプリに、PDFやZIPは「ファイル」アプリのダウンロード内など保存先が分かれています。iPhoneは通知で「受け入れる」をタップすると自動保存され、連絡先にない相手の場合は受信前に送信者名の確認が安全です。Macでは通知バナーかFinderのAirDropで受け入れ、既定では「ダウンロード」に保存されます。iPadも挙動はiPhoneに準じますが、Split Viewでファイルアプリを開いておくと受信後の場所確認が一目で分かるので便利です。相手が表示されない時はiPhone AirDrop設定は“連絡先のみ”か“すべての人10分間”かを見直す、Mac側はAirDrop画面を開くと検出が安定します。受け取れない時はWiFiとBluetoothのオン、機内モードオフ、画面ロック解除を同時に確認しましょう。

1. 通知の受け入れをタップして接続を開始します。
2. 種類別の保存先を確認します。写真は写真、書類はファイルのダウンロードです。
3. 保存後に開いて内容をチェックし、不要なら速やかに削除します。
4. 表示されない場合はAirDrop設定を一時変更して再試行します。
5. それでも不可なら端末を再起動し、再度近接して実行します。

受信フローを押さえると、エアドロップ受け取り方の不安が解消し、作業が格段にスムーズになります。

AirDrop設定のトラブルを一気に解決するチェックリスト

表示されないや待機中で止まる原因を切り分ける

AirDropが表示されない、待機中のまま進まない。そんな時は順番が肝心です。まずは原因を広く疑い、iPhoneやiPad、Macの基本動作を整えましょう。AirDrop設定の見直しはもちろん、Wi‑FiとBluetoothの再有効化、ネットワーク関連のリセットで通信の詰まりを解消します。古いiphoneで発生しやすい挙動も同じ手順で多くが改善します。以下を上から実施してください。

• 機内モードのオンオフを1回切り替えて通信スタックを再起動します

• Wi‑FiとBluetoothを一度オフ、数秒後にオンへ戻します

• 端末を再起動しキャッシュをリフレッシュします

• AirDropの受信設定を連絡先のみ→すべての人（10分間のみ）に一時変更します

• iPhoneの設定からネットワーク設定をリセットして接続情報を再構築します

補足として、近接距離や障害物、テザリング同時使用の有無もチェックすると切り分けが加速します。

連絡先のみで相手が見つからない時の連絡先情報の同期

「連絡先のみ」で相手が表示されない時は、連絡先情報のひも付け不備が原因になりがちです。連絡先カードに登録されたメールまたは電話番号が、相手のApple IDで使われている情報と一致していることがポイントです。さらにiCloudの連絡先同期がオフだと一致判定に失敗します。AirDrop設定自体は正しくても発見されないケースは珍しくありません。下の確認を順にどうぞ。

テーブルの内容を満たした上で再検索すると、多くの場合で表示の安定性が戻ります。

インターネット共有がオンの時に起きる不具合

テザリング中はAirDropが不安定になり、送信できないや受信できない、相手が見つからないといった症状が出やすくなります。特に「airdrop受信できない待機中」や「エアドロップ共有相手が見つかりません」が続く時は、インターネット共有の影響を疑ってください。再試行は以下の手順で行います。

1. 設定を開きインターネット共有をオフにします（テザリング先の機器は一時切断されます）。
2. Wi‑FiとBluetoothを一度オフ→オンに戻し通信を再初期化します。
3. AirDropの受信設定をすべての人（10分間のみ）へ一時変更して検証します。
4. 送受信をテストし、問題なければ連絡先のみへ戻します。
5. 必要ならテザリングを再度オンにして、AirDropの安定性を確認します。

この順序で実施すると、干渉の影響を最小化し、短時間で原因を切り分けられます。

名前の変更と表示名の整え方で見つかりやすさを改善する

iPhoneとiPadで端末名を変更して反映させる

AirDropの一覧で自分の端末が埋もれると、相手が選びにくく送受信のミスが増えます。iPhoneやiPadは端末名を整えるだけで識別性が上がり、AirDropの検索結果で見つけやすくなります。手順はかんたんです。まず設定アプリを開き、一般から情報へ進みます。名前をタップし、用途が伝わる名称に変更します。例として「太郎iPhone15」などの型番やユーザー名を入れると識別が一目で可能です。反映が遅いときはBluetoothを一度オフにして再度オンにし、Wi‑Fiも同様に切り替えます。さらにコントロールセンターのAirDrop設定を開き、受信設定を「連絡先のみ」または「すべての人10分間」に合わせ、画面を閉じ直すことでリスト更新を促進します。相手側が自分の連絡先カードを正しく登録しているかも確認すると表示安定性が向上します。

• 名前は短く具体的に（所有者名＋機種）

• BluetoothとWi‑Fiの再接続で反映を促す

• AirDropの受信設定を確認し表示条件をそろえる

短い名前と再接続の組み合わせで、表示されない問題の多くが解決します。

Macでコンピュータ名を変更してAirDropの一覧に反映する

Macが複数台ある環境では、AirDrop一覧に「MacBook Pro」が並び混乱しがちです。コンピュータ名を用途別に整えると、送信先の誤選択を防げます。手順はシステム設定を開き、一般から共有を選択します。コンピュータ名をクリックし「開発MacBook‑山田」「会議室Mac‑mini」など役割や所有者を含めて一意な名称に変更します。FinderでAirDropを開き、数秒待って一覧を再読み込みします。反映が鈍い場合はWi‑FiとBluetoothを再接続し、必要に応じて一度Finderを終了して再起動します。iPhone側と命名ルールを統一すると、社内や家庭内での識別がスムーズです。AirDrop設定は近接通信が前提なので、Macの画面ロック解除とスリープ解除も併せて行うと表示が安定します。

命名の一貫性と再接続の基本動作を組み合わせることで、AirDropのやり取りが素早く正確になります。

安全に使うための受信設定とマナー

受信しないを使い分けて不要な受信を避ける

公共の場でのAirDropは便利な反面、不要なリクエストが届きやすくなります。まず覚えたいのは受信設定の切り替えです。iPhoneやiPadならコントロールセンターでAirDropを開き、受信しない、連絡先のみ、すべての人（10分間のみ）を状況に合わせて選びます。初期はプライバシー重視で受信しないを基本にし、必要な時だけ短時間だけ開くのが安全です。AirDrop設定は名称の表示とも関係するため、端末名の見直しも有効です。自分を特定されやすい名前を避け、表示されない問題が出る場合はWiFiとBluetoothのオン、機内モードのオフを確認します。迷惑リクエスト対策の第一歩は、使う時だけ開くという運用に徹することです。

• 公共の場では受信しないを基本にする

• 必要時のみすべての人（10分間のみ）で素早く共有

• 連絡先のみを常用し見知らぬ相手をブロック

• WiFiとBluetoothの同時オンを事前確認

短時間だけ開く運用は、airdrop設定できないやairdrop表示されないといったトラブルの切り分けにも役立ちます。

不用意な受信によるリスクを減らす具体策

知らない相手からの画像や書類は開く前にしっかり見極めましょう。通知が来たら送信元名とサムネイルのプレビューを確認し、不審なら即拒否します。誤タップ防止のため、ロック画面での通知から承認せず、可能なら端末を開いてから対応すると安心です。迷惑が続く場所では受信しないへ切り替え、作業が終わったら必ず元の設定に戻すのを習慣化します。iPhoneのairdrop受信できないケースは、プライバシー強化のための設定が原因なこともあるため、連絡先のみ使用時は相手の電話番号やメールが連絡先に登録されているか確認しましょう。Macとの共有では同一Apple IDのHandoffやWiFiとBluetoothの有効化がポイントです。安全第一で、承認前プレビューの確認とワンタップ拒否を徹底してください。

AirDrop設定についてのよくある質問

iPhoneでAirDropはどこにあるか

iPhoneのAirDropは二経路で開けます。まず設定アプリからの手順です。1. 設定を開く、2. 一般をタップ、3. AirDropを開き受信設定を選ぶ、という流れで「連絡先のみ」や「すべての人10分間」を切り替えます。もう一つはコントロールセンターからのショートカットです。右上からスワイプし通信モジュールを長押し、AirDropアイコンをタップして受信設定を変更します。どちらもWi‑FiとBluetoothがオンであることが前提です。名前の変更は設定の一般から情報を開き、デバイス名を編集するとAirDropの一覧で識別しやすくなります。AirDrop設定を素早く調整したいなら後者が便利です。

• 設定アプリ経由は詳細調整に最適

• コントロールセンター経由は即変更に便利

補足として、機内モードだとAirDropは機能しません。

受信できない原因の優先順位

AirDropの受信トラブルは、優先順位を決めて確認すると早く解決します。まず通信状態をチェックします。Wi‑FiとBluetoothがオンか、個人用ホットスポットがオフか、干渉源の少ない位置かを見ます。次に受信設定が「受信しない」になっていないか、「連絡先のみ」を使う場合は相手の番号やメールが連絡先カードに登録され、同じApple IDで同期されているかを確認します。その次に距離と姿勢です。おおむね9～10メートル以内、画面がスリープや機内モードでないこと、テザリングが無効であることが重要です。最後に端末の再起動やiOSの更新、コンテンツの種類（連絡先の共有可否）を見直します。AirDrop設定の切り替え直後は反映に数秒かかることがあります。

• 通信のオン/オフとホットスポット無効化が最優先

• 受信設定は「すべての人10分間」で切り分け

• 距離と画面状態で検証

簡単な切り分けで原因が絞れます。

MacでAirDropが表示されない時の対処

MacのAirDropがFinderに出てこない場合は、表示と通信条件を順に見直します。Finderを開きサイドバーのAirDropが非表示なら、設定のサイドバー項目からAirDropにチェックを入れます。ウインドウ上部の「このMacを検出可能な相手」を「連絡先のみ」または「すべての人」に変更し、Wi‑FiとBluetoothがオンかをメニューバーで確認します。社内ネットワークの制限やファイアウォールが影響することもあるため、システム設定のネットワークとプライバシー保護の許可も見直します。古いMacではBluetoothとWi‑Fiの規格が要件を満たす必要があります。iPhoneからMacへ送る時は、Macを起こしてFinderのAirDropを開いた状態にすると見つかりやすくなります。

上記を順に行えば大半の表示不具合は改善します。

表示されるのに送れない時の見直し

相手が表示されるのに送信が完了しない時は、環境とデータ要件をチェックします。まず距離と障害物を調整し、5メートル前後まで近づけると安定します。次にデータサイズと種類です。4K動画や多数の写真は時間がかかり、同時に他の大容量通信があると失敗しやすいです。iPhoneやMacの保存先ストレージに十分な空きがあるかも重要で、空きがないと受信が拒否されます。共有先のアプリが未インストールだと開けないことがあるため、写真は写真アプリ、連絡先は連絡先アプリに届く点を理解しておきましょう。AirDrop設定の切り替え後は一度オフにしてからオンに戻すと再接続が促され、成功率が上がります。機内モードやテザリングは無効にしてください。

1. 距離と障害物の最適化
2. データサイズと同時通信の抑制
3. 保存先の空き容量確認
4. 受信アプリと形式の整合性確認

短時間での再試行時は片方を再起動すると効果的です。

名前を変えても一覧に反映されない理由

iPhoneやMacの名前を変更してもAirDropの一覧にすぐ反映されないことがあります。主な理由はキャッシュの残留と再広告の遅延です。iPhoneは設定の一般から情報で名前を変え、Macはシステム設定の共有でコンピュータ名を変えますが、周辺デバイス側に古い情報が数分残る場合があります。相手側でAirDrop画面を閉じて開き直す、Wi‑FiとBluetoothを一度オフにして再接続する、機内モードのオンオフを切り替える、といった再検索が有効です。連絡先カードに登録された氏名が優先表示される設定だと、端末名より連絡先名が出るため名前変更が見た目に反映されないこともあります。確実に識別したい時は、AirDrop設定を一時的に「すべての人10分間」にして検出し直してください。