カーディガンの編み方で初心者も安心！編み図や動画で今すぐ完成が目指せるコツ

「編み図はあるのに、どこから手を付ければいいか分からない」「前立てが波打つ」「袖が動きにくい」──そんな悩みを最短距離で解決します。この記事は、ゲージ計測→設計→仕上げまでを3ステップで示し、かぎ針と棒針の選び方、糸素材×季節の相性、前立て・襟・ポケットの整え方までを一気通貫で解説します。

手順を直線化した「まっすぐ編む」設計や、トップダウン・ラグランの増減目の配分、グラニースクエアの枚数設計など、つまずきやすい要所を図解前提で噛み砕きます。糸量はゲージ面積から算出する具体式で、サイズ別の目安も導けます。

公的機関やメーカーが推奨する平干し・防虫・ブロッキングの基本も紹介し、仕上がりの持ちを高めます。まずはゲージ10cm角の測定から。小さな一歩が仕上がりを左右します。迷いなく編み始め、最後の糸始末まで自信を持って進められる道筋を手に入れてください。

カーディガンの編み方を今すぐマスターできるはじめのステップ

カーディガンの編み方の全体手順を3ステップで直感的に理解しよう

まず迷わない全体像を押さえれば、カーディガンの編み方は一気にスムーズになります。ポイントはゲージ→パーツ→仕上げの順に進めることです。手編みカーディガンはサイズ感が命なので、棒針でもかぎ針でも最初にゲージを取り、簡易製図で身幅と丈、袖幅を確認します。次に前身頃・後身頃・袖（またはトップダウン）を編み、最後にとじはぎと縁編みで形を整えます。初心者は目数を減らした「まっすぐ編む」設計やかぎ針編みの簡単レシピから入ると達成しやすいです。手順を可視化してから着手すると、糸量や時間配分も読みやすく、完成率が上がります。

• ゲージ計測でサイズのブレを防ぐ

• 簡易製図で目数・段数の基準を明確化

• とじはぎ・ブロッキングで仕立て映え

最初に流れを固めると、素材選びや道具選びの迷いも減り、編み進めが軽快になります。

かぎ針と棒針の違いがわかる迷わない選び方

かぎ針とかぎ針編みのカーディガンは編地が立体的で、パーツの増減も直感的です。対して棒針は目が互いに支え合うため伸縮性が高く軽い仕上がりになりやすく、メンズやロング丈にも向きます。選び方の軸は、仕上がりの軽さ、伸び、編み速度、修正のしやすさです。初心者は引っかけて編むかぎ針の方が誤り箇所を見つけやすく、模様も理解しやすい傾向があります。棒針は表目と裏目の組み合わせで多彩な柄とサイズ安定を狙え、輪針を使えば無縫製に近い編み進めも可能です。用途別に選ぶことで、完成後の着心地と耐久性に直結します。

短時間で完成を狙うならかぎ針、長く着る定番には棒針が選びやすいです。

糸素材とシーズンの相性をつかんで失敗知らずに

素材の相性を知ると、季節に合うカーディガンの編み方が選べます。春夏はコットンやリネンが快適で、汗ばむ季節もベタつきにくいのが魅力です。秋冬はウールがあたたかく、空気を含んで軽量に保てます。モヘアは軽さと保温性を両立しますが、ほどきにくいので初心者はゲージで慣れてから本番に使うと安心です。輪針で軽いテンションを保ちたいときは、撚りのしっかりした糸を選ぶと編み目が揃いやすく、仕上がりが端正になります。肌に直接触れる衿ぐりや袖口は、チクチク感の少ない素材を優先すると日常使いの快適度が上がります。

1. 春夏はコットンやリネンで通気性を確保
2. 秋冬はウール主体で軽く暖かく仕立てる
3. モヘアは軽量感を活かし、スワッチで慣れてから本体へ
4. 肌当たりの出る部位はやわらかい糸を選ぶ

素材から逆算して設計すると、季節ごとの出番が増え、長く活躍する一枚に育ちます。

まっすぐ編むカーディガンの編み方で初めての一着を感動で仕上げる

まっすぐ編むカーディガンの編み図のやさしい読み方と理想の寸法決定法

編み図が苦手でも、まっすぐ編むなら理解はぐっとやさしくなります。基本は前身頃・後身頃・袖をすべて矩形に近いパーツとして捉え、増減目を最小限に抑えます。目安はゲージから算出し、身幅・着丈・袖丈の3点を先に決めるのがコツです。カーディガンの編み方をシンプルにするため、段の端でのみ控えめに増減させるか、完全な直線で進めて前立てや脇はブロッキングで整えると失敗が減ります。糸は毛糸の太さに応じて選び、かぎ針や棒針、輪針のどれでも対応可能です。特に初心者は並太×かぎ針あるいは棒針が扱いやすく、目が見やすいのでおすすめ。以下の寸法早見で迷いを解消しましょう。

好みのシルエットを決めたら、ゲージと寸法を結び付けて目数・段数に落とし込みます。

前立ての拾い目と波打ち防止の黄金テクで見映えアップ

前立ては仕上がりの印象を決めます。波打ちを防ぐ鍵は拾い目密度の比率とスチームの当て方です。メリヤス地なら縦辺の拾いは「段数に対して約3:4」が基準で、ガーター地は「段ごとに1目」でも馴染みやすいです。拾い過ぎは波打ち、少な過ぎは突っ張りの原因になります。編み終わりはアイロンのスチームを浮かせて当て、手で軽く押さえながらフラットに誘導します。ボタンホールは目立ての中盤で等間隔に配置すると整います。

• ポイント

  • 拾い目は“少し控えめ”が安全（後で増やすより減らす方が難しいため）
  • 端目はゆるめにして段の高さを吸収
  • スチームは直接押し付けないで浮かせて形を定着

前端が真っすぐ整うと、カーディガンの編み方全体がワンランク上に見えます。

カーディガンの袖の編み方も直線アプローチで動きやすさ抜群に

袖山なしのストレートスリーブは、直線で迷いなく編めるのが魅力です。手首側から始める場合はリブでフィット感を出し、前腕〜二の腕に向けて緩やかに目数を増やすと可動域が確保できます。上腕がきつくなりやすい人は、二の腕位置で合計10〜20%程度の増目を目安に調整すると安心です。逆に肩側から編むなら、袖口へ向けて減目を一定間隔に配置し、最後はゴム編みや引き抜き編みで引き締めます。輪編みが得意なら輪針やかぎ針の筒編みで段差が出にくく、メリットは糸始末が減ることです。

1. 手首側のリブを編む（またはゴム編みを作る）
2. 前腕中央まで一定で伸ばし、以降は等間隔で増目
3. 袖丈が決まったら伏せ止め、あるいはゴム止めで伸縮性を確保
4. 身頃の袖ぐりにまっすぐはめるように縫い付ける
5. スチームで全体をブロックして形を安定

直線設計でも動きやすさは十分に作れます。着心地は手首と上腕の目数調整が決め手です。

トップダウンやラグランで着心地を極めたカーディガンの編み方を伝授

トップダウンで増目配分のコツと立体ネックラインへ

トップダウンのカーディガンはヨーク設計が仕上がりを左右します。ポイントは、増目を一定周期で配分しつつ、ネックラインに向けて前下がりを微調整することです。マーカーで増目位置を固定し、段ごとの目数管理を徹底するとヨークが均一に整います。特にかぎ針や棒針、輪針のいずれでも、前立て分の余裕を見て前後差を付けると着心地が上がります。最初の数段は細かく試着し、肩先が突っ張らない角度を確認しましょう。毛糸の太さにより増目間隔は変わるため、ゲージの再確認も必須です。カーディガン編み方の中でも、トップダウンは丈調整が容易で、袖と身頃を同時進行できる効率が魅力です。

• 増目は左右対称を守り、段ごとに記録する

• 前下がりは短rowや引き上げ増し目で微調整

• マーカーは色分けして混乱を防ぐ

短時間の試着を挟むと、ネックのフィット感を無理なく高められます。

ラグラン線をきれいに魅せる減目と段差解消テク

ラグラン線は視線が集中するため、模様と減目位置の一貫性が重要です。棒針なら右側はk2tog、左側はsskのように左右で減目記号を固定し、かぎ針は細編み二目一度や長編み二目一度をラグラン線の外側に置くとラインが細く見えます。輪針で往復編みをする場合は段替えの歪みが出やすいので、端目の立ち上がりを引き上げ編みで均すと段差が目立ちません。毛糸は撚りの強いタイプが目が立ち、ラグラン線の模様付けが映えます。同じ段で全パーツをそろえて減らすと、ヨークから身頃への移行がスムーズです。メリヤス地はブロッキングで整え、ラグラン線を軽く蒸気で押さえると輪郭が際立ちます。

テクニックを固定化すると目数管理が安定し、仕上がりの再現性が高まります。

袖と身頃の分岐で詰まりポイント解決ガイド

分岐時は袖下の仮止めと脇下の増し目が鍵です。まず袖目を別糸に移し、身頃を先に編むと重量分散で歪みが出にくくなります。脇下にはねじり増し目や作り目を2〜6目ほど配置し、穴あきの発生を抑制します。拾い直しは端ループだけでなく半目もすくって隙間を埋め、仕上げで糸端を対角線方向へ処理すると強度が上がります。輪針のマジックループで袖を編むとテンションが揃いやすく、カーディガン編み方の難所が一気に解消します。毛糸は摩耗の出やすい袖口に強撚タイプ、身頃はふくらみのあるタイプを選ぶと着心地と耐久性の両立が可能です。最後に前立てを均一に拾い、ボタン間隔を一定に保てば完成度がぐっと高まります。

1. 袖目を別糸で仮止めし身頃を先に進める
2. 脇下に増し目を入れて穴あきを防止
3. 袖を輪で編み、テンションを一定に保つ
4. 端目の拾い直しで半目も活用し隙間を埋める

段差や穴を初期段階で抑えると、仕上げの手直しが大幅に減ります。

かぎ針で魅せる！モチーフとグラニースクエアカーディガンの編み方

グラニースクエアカーディガンの編み図と枚数設計術で失敗しないレシピ

グラニースクエアを主役にしたカーディガンは、1枚のサイズ決めと配置設計が完成度を左右します。まずはゲージを測り、1枚の辺長と段数を確定します。次に身頃は「前身頃×2＋後ろ身頃」、袖は「幅→筒→袖山」の順でモチーフ枚数を割り出します。サイズ別に考えると、ジュニアやキッズは小さめモチーフを増やして調整、大人やメンズは大きめモチーフで総数を抑えると効率的です。つなぎは引き抜きはぎやかがりはぎのどちらでもOKですが、重さと伸びを抑えたいなら引き抜きはぎが安定します。以下の早見で全体像を可視化し、枚数と配置のズレを事前に回避しましょう。

補足として、毛糸は軽さと弾力のバランスが大切です。まっすぐ編む構成よりも、モチーフつなぎは縫い代が増えるため軽量寄りの糸が快適です。

かぎ針編みのコクーンやモモンガ型でスタイル華やかに体型カバー

コクーンやモモンガ型は横に広がり、裾に向けて丸みのあるドレープを作る設計が鍵です。身頃中央は直線に、脇と袖下で増減目を少しずつ入れて丸みを作ります。グラニースクエアで構成する場合は、脇線に当たる列で「モチーフを斜めに減らす」または「ハーフモチーフを挿入」する方法が扱いやすいです。つなぎ方は、柔らかい落ち感を出すならかがりはぎ、輪郭をキリッと見せたいなら引き抜きはぎが有利。下記のポイントを意識すると、体型カバーと軽やかさを両立できます。

• ウエストより少し下に最大幅の山を置くとヒップラインがすっきり見えます

• 袖下に2～3回の微増しを入れて二の腕の可動域を確保します

• 裾は縁編みで重心を少し下げると落ち感が強調されます

補足として、カーディガン編み方のうち、コクーン型は直線ベースで調整が少なく初心者でも取り入れやすいのが魅力です。

かぎ針の前立てや縁編みで仕上がりがもっと映える

前立てと縁編みは完成度を決める額縁のような存在です。まずは全周に細編み1周で段差を整え、目数を均等に拾うことが基本。前端は伸びやすいので、細編みの次に中長編みか引き上げ編みを重ね、必要なら裏目側に糸を通して伸び留めを行います。デザインを強調したいときはピコットを等間隔で入れると、モチーフの角と呼応して表情が生まれます。以下の手順で迷いなく仕上げましょう。

1. 全周を細編みで均し、角は同一目に3目入れて直角をキープ
2. 前立てはボタン側と穴側の目数を対称にそろえる
3. ピコットは3目鎖＋引き抜きで、等間隔のリピートを保つ
4. 裾は重み対策で細編み→引き抜き編みの順に締める

補足として、糸端処理は短く切らず10cm以上で編みくぐらせると洗濯後も安心です。カーディガン編み方として仕上げの精度が見栄えを大きく左右します。

メンズやキッズ、ベビーまでカーディガンの編み方とサイズ糸量の目安を一発把握

カーディガンを編む時に必要な糸玉数をラクラク計算する方法

必要な毛糸の概算は、ゲージと仕上がり面積で求めると迷いません。手順はシンプルです。まずスワッチを編み、10cm四方で何目何段入るかを測ります。次にスワッチの重さから1平方センチあたりの糸消費量を算出し、目的サイズの総面積に掛け算します。袖2枚と前後身頃の面積を合計し、余裕分として10〜15％上乗せすると安心です。糸玉数は1玉の標準長さと重さから換算しましょう。ウール並太と極太では必要量が変わるため、糸の太さと密度のバランスも確認してください。初心者のカーディガン編み方では、まっすぐ編む設計だと面積計算が簡単になり、糸量のブレも抑えられます。

• ポイント

  • ゲージは必ず本番と同じ針・模様で測る
  • 面積×単位面積の糸量＋10〜15％で見積もる
  • 糸玉の標準長さと重さを必ず確認する

キッズやメンズなどサイズが変わっても、面積ベースなら同じ算式で一発把握できます。

キッズやベビーのカーディガン編み方で安全性と軽やかさを両立

子供向けは肌当たりと安全性が最優先です。縫い代や糸始末の結び目は外に出さず、襟ぐりや脇線は柔らかい伏せ止めを選ぶとチクチク感を抑えられます。ボタンは誤飲を避けるため直径12mm以上を目安に、しっかり縫い付けて裏側に補強布や糸ループを併用すると外れにくいです。糸は軽くて洗いやすいコットンブレンドや防縮ウールがおすすめで、透けすぎない編地密度に調整します。キッズのカーディガン編み方では、袖口と裾のリブを適度に伸びる密度にして動きやすさを確保し、ベビーは首元に硬い装飾を置かないのが安全です。かぎ針は引っ掛かりが少ない模様に、棒針は目数増減を少なめにすると着脱がスムーズになります。

軽やかさは糸の選択と密度で決まります。軽量糸＋適正ゲージが扱いやすさと快適さを両立します。

メンズのカーディガンで重さを抑える棒針設計の秘訣

メンズは面積が大きく重くなりがちです。太糸を使いすぎると重量と暑さが増すため、並太〜中太で目を詰めすぎないゲージが有効です。設計のコツは三つあります。第一に身頃は減らし目少なめの直線設計で無駄な糸量を抑える。第二にリブは1×1や2×1を採用し、段数を短めにして密度は中庸にします。第三にポケットやショールカラーは片側二重を避け、編み出し見返しを細幅で処理します。棒針のカーディガン編み方では、肩線を短めラグランや伏せはぎにすると糸量が安定し、伸びも控えめです。前立ては別編みで軽い糸に切り替えると仕上がりが引き締まります。重さが心配ならウール×ナイロン混など軽量でコシのある毛糸を選ぶと型崩れが少なく、通年のロングカーディガンにも向きます。

1. 並太〜中太＋中密度で重さと通気のバランスを取る
2. リブ密度を上げすぎない：伸び戻りと軽さを両立
3. 付属最小限：見返し細幅、前立て別糸で軽量化
4. 肩線設計を簡潔に：伏せはぎや短めラグランで安定

数字と密度の管理で、見た目は厚みがあるのに持つと軽い仕上がりを狙えます。

カーディガンの前立て・襟・ポケットの編み方で仕立て映えをプラス

前立ての拾い目の完璧な基準と映えるボタンホールの配置

前立ては完成の印象を左右します。波打ちや伸びを防ぐには、身頃端の拾い目を目数比率で管理するのがコツです。メリヤス編みの縦方向なら、段に対しておよそ3目拾って1段飛ばすなどの比率が目安で、棒針でもかぎ針でも考え方は同じです。伸び止めは前端の伏せ止め前に細い伸び止めテープを裏に軽く縫い留めると効果的。ボタンホールはボタン径＋編地の伸縮を見越して、襟元から等間隔かウエスト位置基点で配置します。視線が合うよう、上前・下前の端からの距離を同一ゲージでそろえ、最上部は襟開きに食い込ませないのがきれいです。仕上げのブロッキングで前端をまっすぐ定規合わせに整えると、カーディガンの編み方がワンランク上に見えます。

• 拾い目比率の管理で波打ち防止

• 伸び止めテープで前端のだれを抑制

• 等間隔配置とゲージ統一で端正な前立て

襟の美しい立ち上げ方と肩ラインへのフィット術

襟は顔まわりを決める要。Vネックは減目ラインに沿って拾い、段数配分を襟元ほど細かくして立ち上がりを滑らかにします。ショールカラーは背中心で短段（引き返し編み）を増やし、前端に向かい徐々に段を浅くすると自然なロールが出ます。肩ラインに吸い付かせるには、後ろ襟ぐりをわずかに深くし、襟外周へ向かって1〜2回の減目を入れて浮きを解消。棒針ならガーターや1目ゴム編み、かぎ針なら細編み〜中長編みの段差グラデーションで厚みを作ると、ネックに沿う立ち上がりが表現できます。仕上げはスチームで押さえず蒸す程度にし、ロールを生かします。カーディガンの編み方を活かすには、襟幅をボタン間隔と視覚リズムで合わせるのも効果的です。

短段や段配分はゲージに合わせて調整すると失敗が少ないです。

パッチポケットと脇ポケットどっちが向いてる？最適な付け方ガイド

ポケットは使い勝手とシルエットを左右します。パッチポケットは見せるデザインに向き、編み地と同じ模様で揃えると統一感が出ます。取り付けは完成後にまち針で位置合わせし、すくい縫いで縁をつぶさないのがコツ。脇ポケットは実用性重視で膨らみを抑えたいときに有効で、脇線の途中で袋布を別編みし、見返しで口を補強します。あと付けと同時編みの違いは、調整自由度と仕立ての一体感です。あと付けは位置やサイズを着用テスト後に変えやすく、同時編みは段差や縫い代が少なく軽やかに仕上がります。毛糸の太さが太めなら同時編みでボリュームを抑え、細めならあと付けで形をコントロールするとバランスが良いです。

1. 使う場面を決める（収納量と手入れ）
2. 位置を決める（ウエスト線、手の自然な位置）
3. 方式を選ぶ（あと付けか同時編み）
4. 補強を入れる（口縁の伸び止め）
5. ブロッキングして歪みチェック

用途に合わせて方式を選ぶと、カーディガンの編み方全体の完成度が上がります。

春夏や秋冬シーズンで遊ぶ！サマーカーディガンやモヘアの編み方で季節を楽しむ

サマーカーディガンの透かし編みやレース模様の映えポイント

サマーカーディガンは軽さと風通しが命です。透かし編みやレース模様は前身頃や袖に縦方向へリズムよく配置すると、通気性が上がりつつ見た目も細見えします。肩線や脇下は負荷が集中するため、模様は詰めすぎずプレーン段を挟むのが安全です。ブロッキングは仕上がりを左右します。濡らしすぎず、平干しでピンの本数を多めにして目を均一に伸ばすと、模様がくっきり。綿やリネンなど伸びが少ない毛糸はゆるめのゲージで、レーヨン混など伸びやすい糸は端目にガーターや細編みの帯を入れて形崩れを防ぎます。カーディガン編み方の基本は季節素材の特性を読むこと。速乾性の高い糸を選ぶと、汗ばむ季節でも快適です。

• 肩や脇下はプレーン段で補強し破れを防ぐ

• ゲージは実寸大スワッチで布地の落ち感を確認

• 前立ては伸び止め糸か細編み帯でヨレを抑える

テクスチャが映えるのは光を通す面積と陰影の対比です。縦ラインを意識すると着こなし幅も広がります。

モヘアカーディガンのふんわり感を最大化させる針と糸使い

モヘアは空気を含むほど軽く暖かく仕上がります。ふんわり感を引き出すコツは大きめの針号数と引き揃えです。細モヘア単糸は目が不揃いに見えやすいので、同色モヘア＋スムースヤーンの引き揃えにすると、地糸がガイドとなり編み目が整います。棒針なら推奨号数より1〜2号上、かぎ針なら0.5号上を目安に、目詰まりを避けて毛足を立てましょう。解くと毛が絡みやすいので、増減目はかけ目と2目一度のセットなど視認性の高い方法に。仕上げは軽いスチームで浮かせて押しつけないことが鉄則です。カーディガン編み方として前立てや袖口は伸びやすいので、裏側に薄手の伸び止めテープを軽く留めると型崩れを防げます。糸割れが起きにくい丸先針を選ぶとストレスが減り、編み進みが安定します。

素材の良さを損なわない道具選びと仕上げで、軽いのに暖かい一枚に育ちます。

ロングカーディガンも重さ知らず！設計の裏ワザ

ロング丈は重さとだれが課題です。まず設計で効かせるなら、裾にサイドスリットを入れて歩行時のテンションを逃がし、縦に落ちる生地感を活かします。身頃の大面積には透かしを帯状に配置し、総模様にしないことで強度を確保。肩はヨーク切り替えやラグランで荷重分散し、前立ては別編みで後付けすると伸びをコントロールできます。棒針でも輪針でも、パーツは上から下へ編むと丈調整が容易で、毛糸の残量に合わせて止めやすいです。仕上げのポイントは、脇と肩に軽量な伏せどめを用い、伸縮性と軽さを両立すること。カーディガン編み方の選択は糸量にも直結します。太糸の総メリヤスは重くなりやすいため、中細〜合太×レースパネルで軽量化すると着心地が段違いです。

1. スリット位置を裾から20〜25cmでマーク
2. 身頃はレース帯＋プレーンの交互配置
3. 肩はヨークやラグランで分散
4. 前立ては別編み後付けで伸びを管理
5. 軽い伏せどめで仕上げ、重心を上に保つ

ロングでも軽快に揺れる設計なら、季節をまたいで出番が増えます。

カーディガンの編み方で挫折しない材料・道具・ゲージの選び方バイブル

かぎ針カーディガン編み図無料サイトを安心活用する裏技

無料のかぎ針編み図は便利ですが、版の差し替えや糸指定が古いことがあり、そのまま着手するとサイズが合わないことがあります。まずはゲージ記載が明確か、サイズ展開と完成寸法が揃っているかを確認し、足りない情報のある編み図は避けます。保存はPDF保存＋日付、さらにページ下部の糸指定や針号数をテキストで控えると後から追跡しやすいです。置き換え時は同等ゲージの毛糸に変更し、試し編みで段数・目数を検証します。特にヘキサゴンカーディガンやまっすぐ編むデザインは調整が容易で、初心者でも形にしやすいです。以下のポイントを押さえると安定します。

• 完成寸法が明示されている編み図を選ぶ

• 糸太さと推奨針号数をメモして保存

• ゲージ差±10％以内の毛糸に置換

• 袖口や前立ては伸縮性重視で糸選び

短い羽織から始めると、カーディガン編み方の流れをつかみやすく失敗も少ないです。

棒編みカーディガン編み図無料のスムーズな読み解きと置き換え術

棒針の編み図は記号と減目・増目のリズムが鍵です。最初にゲージ、製図、サイズ表の3点を突き合わせ、身幅と袖幅の基準線を把握します。糸や針を置き換える場合は、目安として同等ゲージの毛糸を選び、10cm角スワッチで段・目を実測します。目数調整は「必要身幅×横ゲージ」で算出し、端の減増目位置はパターンの小節で吸収します。ボタン止めの前立ては伸びやすいので、拾い目は元目数の85〜95％を目安にすると波打ちを防げます。以下の比較が指針になります。

テクスチャ重視ならかぎ針、軽さと着心地重視なら棒針が選びやすいです。

ゲージスワッチで必要玉数を迷わず算出！簡単計算方法

必要玉数はゲージと面積で決まります。手順はシンプルです。

1. 10cm角を実寸で編む。使用予定の毛糸と針で、平編み10×10cmのスワッチを作り、仕上げと同条件でブロッキングします。
2. 面積を見積もる。前身頃＋後身頃＋袖2枚の合計面積を、完成寸法から概算します。
3. 使用量を比例計算。帯ラベルの「使用量の目安」を参照し、スワッチ重量と面積で比をとります。
4. 余裕率を上乗せ。予備は10〜15％、模様編みやロング丈は20％まで見て安心です。

• 厚地やケーブル柄は消費が多い

• ロングカーディガンは面積が増える

• 前立て・ポケット用に少量加算

• 同ロット確保が仕上がりを均一化

再購入が難しい毛糸は先に必要玉数を確保してから編み進めると安全です。

カーディガンの編み方で差がつく！仕上げ＆メンテナンスのコツ

とじはぎと糸始末で美しく型崩れしない仕上げ術

仕上げの印象は、とじはぎと糸始末でほぼ決まります。縫い代を薄く保ちたい部分は鎖はぎ、伸びを抑えて段差を目立たせたくないサイドや肩線にはマットレスステッチが相性抜群です。毛糸の太さや編地の種類に合わせて針目を揃え、端目と端目の「V字の柱」を正確に拾うことで、段差ゼロのフラットな継ぎ目になります。糸始末は表情を損ねないよう裏側でジグザグに10～15cm通し、最後は目の撚り方向と逆らわない角度でカットします。伸びやすい襟ぐり・前立ては、引き加減を一定にして数目ごとに休符のように軽く緩めると波打ちを防げます。袖付けは袖山のカーブに沿い、要所で合印を固定してから一周で縫い上げると歪みが出ません。カーディガン編み方の最終工程は、見た目だけでなく耐久性にも直結します。

• 縫い代を薄くしたい→鎖はぎ、伸びを抑えたい→マットレスステッチ

• 糸始末は10～15cmを目安に編地の方向を変えながら通す

• 前立てや襟は引き加減を一定にし波打ちを防止

補強が必要な肩線は、裏側に細いテープやかぎ針の引き抜き編みで補助ラインを入れると型崩れを抑えられます。

ブロッキングや洗濯・収納のコツでカーディガンの風合い長持ち

編み上がりのブロッキングは、サイズ合わせと目ならしの要です。仕上げたい寸法に合わせて平置きでピン打ちし、スチームを浮かせて当てるか、ウェットブロッキングで均一に水分を含ませてから平干しします。洗濯は毛糸の表示に従い、手洗いなら押し洗いと短時間のタオルドライ、ニット用中性洗剤を使用します。ハンガー干しは伸びの原因になるため、平干しネットを活用してください。収納は折りジワを分散するよう前立てを内側に畳み、袖を身頃に沿わせて三つ折りが基本です。オフシーズンは防虫剤を入れ、直射日光と湿気を避けた場所で保管します。カーディガン編み方が同じでも、仕上げとメンテで風合いが大きく変わります。毛糸の特性に合わせ、ウールは湿度管理、コットンは形崩れ防止を優先しましょう。

季節の変わり目にほこりを払い、毛玉はやさしくカットすると質感が長持ちします。毛糸の風合いを守る小さな積み重ねが、愛用の一着を長く楽しむ近道です。