封筒の書き方で会社宛に御中をスマートに使おう｜様との違いや在中マナーまで徹底解説

封筒の宛名で「御中」と「様」を迷っていませんか。会社名だけの時は御中、個人名が分かる時は様——分かっていても、縦書き・横書きの配置や「在中」の位置、返信用封筒の「行」の消し方まで自信が持てないことは多いものです。取引先への書類や請求書は、最初に目に入る宛名で印象が決まります。

日本郵便のガイドでも縦書き・横書きの基本配置が示されており、実務ではこのルール準拠が安心です。人事・総務・営業で累計1,000通以上の封入・発送を担当してきた編集部の実体験をもとに、よくあるNGと通る書き方を具体例で整理します。「御中」と「様」を同時に使わない、役職のみは御中で締めるなど、すぐ判断できるコツも押さえます。

本記事では、団体名のみ・部署宛・個人名ありのケース別、縦横の図解レイアウト、「請求書在中」の赤字位置、返信用の「行→御中」の正しい直し方、採用・役所・学校宛の表現、英語宛の近似表現まで網羅。最後に投函前チェックリストも用意しました。今日の一通から、失礼のない宛名に整えましょう。

封筒の書き方で会社宛に御中を使うルールと目的をゼロからやさしく解説

会社宛で御中を使うタイミングとは？迷わない宛名マナー

会社や役所、学校、団体などの組織に送るときは、宛名の敬称として御中を使います。ポイントはシンプルで、宛名が組織名・部署名のみなら御中、個人名が判明しているなら様に切り替えます。例えば「株式会社○○ 営業部御中」は正解ですが、「株式会社○○ 営業部 鈴木太郎御中」は誤りで、個人が明確なため「鈴木太郎様」にします。採用や請求書の送付でも同じ考え方で、担当者が不明なら「採用ご担当者様」または「人事部御中」、担当者名が分かれば「○○様」です。御中と様の併用はNG、役職や肩書だけで個人名がない場合は御中が安全です。封筒の書き方会社宛御中の迷いは、個人か団体かの見極めでほぼ解消できます。

• 団体宛＝御中／個人宛＝様

• 併用不可（御中＋様は誤り）

• 役職のみ＝御中、氏名あり＝様

様との使い分けをすぐ見抜くコツ

使い分けの最短ルールは個人名の有無で判断することです。履歴書や見積書の封筒にありがちな「採用ご担当者○○様」「営業部○○様」も、氏名がわかるなら様、氏名不明なら御中を選びます。役職名のみの場合、たとえば「営業部長」しか分からないときは営業部御中が無難です。複数の担当者に向ける場合は「営業部御中」とし、様の複数表記は避けるのが基本。メールでも件名や冒頭の宛名は同様で、「株式会社○○ 御中」「○○様」を正しく切り替えます。誤って「株式会社○○様 御中」と重ねるのは二重敬称です。封筒の書き方会社宛御中を徹底しつつ、氏名の確認が取れたら様に切替える、これだけでビジネスの印象が変わります。

上の表を基準に、迷ったらまず個人名の有無を確認しましょう。

団体名のみの場合の御中の配置とよくある見本

御中の置き方は団体名（会社名・部署名）の直後が基本です。縦書きは中央に宛名を大きく、会社名→部署名→御中の順で下へ配置。横書きは左上から会社名 部署名 御中と続け、敬称は行末が整う位置に置くと読みやすくなります。空白は詰めすぎず、団体名と御中の間に半文字から一文字程度の間隔を意識すると整います。A4封筒（角形2号）で横書きする場合も同じで、御中は最終位置に簡潔に。差出人は裏面左下が一般的ですが、横書きなら表面左上に小さく入れても読み取りは良好です。封筒の書き方会社宛御中横書きや裏面の扱いは、可読性と整列を重視して配置すれば失礼になりません。

1. 会社名・部署名を正式名称で記載する
2. 団体名の直後に御中を置く（縦横どちらも終端に）
3. 敬称以外の余計な語（行・宛）は付けない
4. 住所や郵便番号のブロックと宛名を干渉させない

よくある間違いと御中の訂正・消し方の注意

頻出ミスは御中と様の併用、個人名に御中、略称の会社名です。誤記の訂正は、ビジネスでは二重線や塗りつぶしを避け、新しい封筒に書き直すのが原則。どうしても修正が必要なときは、宛名ラベルで正しい宛名を覆って貼り直す方法が実務的です。案内状の返信ハガキで「行」を「御中」に直す場合は、横書きなら行を二重線で消し右上に御中、縦書きなら行を二重線で消し左側に御中とするのが一般的。ただし封筒の宛名面での修正は見栄えが悪く、再作成が最善です。封筒の書き方会社宛御中訂正や御中消し方に迷ったら、正しい敬称で書き直す判断が信頼を守ります。郵送前の最終チェックとして、会社名の正式表記と部署名の有無、敬称の一致を確認しましょう。

封筒の書き方と会社宛で様や御中を迷わず選べる実践ステップ

宛先に個人名が分かる場合の封筒の正しい書き方

個人名が分かっているなら、会社宛でも敬称は様を使います。基本形は「会社名 → 部署名 → 役職名 → 氏名様」です。例えば「株式会社〇〇 営業部 課長 鈴木太郎様」とし、御中と様の併用は不可です。横書きでも縦書きでも順序は同じで、会社名や部署名は正式名称を記載します。A4封筒やビジネス文書の在中有無に関わらず、宛名は中央、差出人は裏面左下が見やすいです。郵便番号や住所は略さず、ビル名・階数まで書くと誤配防止に有効。履歴書や請求書でも同じ考え方で、担当者が特定できるなら必ず様で統一します。

• 御中は団体宛、様は個人宛

• 会社名・部署名は正式名称で記載

• 宛名は中央、差出人は裏面左下

• 在中表示は赤で左下に配置

短い空きや改行で情報を区切ると、配達員にも読みやすく届きやすくなります。

役職と氏名の並び順やスペースの入れ方のポイント

役職は氏名の前に置き、敬称は氏名の直後に付けるのが鉄則です。「営業部 部長 山田太郎様」とし、「部長様 山田太郎」は誤りです。横書きの場合は情報のまとまりごとに半角〜全角1字程度の空きを入れると可読性が向上します。縦書きなら上下の余白を均等に取り、最下段が様で終わる配置が見た目に整います。会社名や部署名が長いときは改行で区切り、会社名→部署名→役職→氏名様のブロック化を意識します。封筒書き方会社宛御中のルールと混同しやすい場面でも、個人名があるなら御中は使いません。役職名に敬称を付けず、敬称は氏名にのみ付けるのがポイントです。

ブロックごとに区切れば、横書きでも縦書きでもレイアウトが安定します。

苗字のみや「採用ご担当者様」をどう扱うか

苗字だけしか分からない場合は、氏名不明として扱うのが安全です。個人を特定できないため、部署宛に切り替え「株式会社〇〇 人事部御中」とし、本文や送付状で担当者名「山田様」宛を補います。「採用ご担当者様」は採用窓口が個人特定できない敬称表現なので、封筒の宛名では「人事部 採用担当御中」または「採用担当御中」を推奨します。履歴書封筒で「採用ご担当者〇〇様」と苗字のみを書くより、部署名＋御中が無難です。会社宛で迷ったら、特定個人が分かるかを基準にし、分かれば様、分からなければ御中。封筒書き方会社宛御中に関する横書き・裏面の配置も同じ考えで、差出人は裏面左下、連絡先は明瞭にが実務的です。

1. 個人特定できるか確認する
2. 分かれば氏名＋様、分からなければ部署名＋御中
3. 送付状で担当者名があれば本文側で補足
4. 会社名・部署名は正式名称に統一
5. 宛名ブロックの空きと改行で可読性を確保

送付状と封筒で役割を分けると、失礼なく確実に届きます。

宛先が部署名だけの時は御中をどう使う？

部署名しか分からない場合は、部署名＋御中で締めます。「株式会社〇〇 経理部御中」「営業企画部御中」「採用事務局御中」のように、複数担当者・事務局宛でも同様です。個人名を併記して御中と様を併用しないことが重要です。横書きなら会社名→部署名御中の順に左から右へ、縦書きなら上から会社名→部署名→御中を末尾に置きます。A4封筒の表は宛名を中央に大きく、在中表示は左下に赤で。裏面は差出人の住所・会社名・氏名・電話番号を左下にまとめます。返信用封筒で「行」の訂正は、行を二重線で消して御中に書き換え、横書きでも縦書きでも同様の消し方を守ると、封筒書き方会社宛御中の実務要件を満たせます。郵便事情を踏まえ、建物名・フロア・郵便番号の正確さも必須です。

封筒の書き方と会社宛へ縦書きや横書きで迷わない！図解と在中のベスト配置

縦書き封筒での宛名や住所の基本レイアウト

縦書きはフォーマル度が高く、会社や団体宛のビジネス書類に適しています。宛名は封筒の中央よりやや右寄せに大きめの文字で配置し、企業名→部署名→役職→個人名（判明時）の順で記載します。会社・部署宛なら御中、個人名がわかる場合は様を付け、併用は避けます。住所は右側の余白に上位から下位へ（都道府県→市区町村→番地→ビル名→階）と下ろし、番地の数字は縦書きでも算用数字で問題ありません。郵便番号枠がある封筒は右上の枠に縦向きで記入し、枠がない場合は宛名の右上に七桁をまとめて配置します。差出人（自分）は裏面左下が基本ですが、返信を想定する場合は表の左下縦書きでも差し支えありません。履歴書や請求書など重要書類は在中表示で誤配を防げます。封緘部には〆や封緘シールを用いれば、改ざん防止の実務性も高まります。封筒サイズはA4三つ折りなら長形3号、A4そのままなら角形2号が標準です。

• 宛名は中央やや右寄せ、住所は右側を縦に下ろす

• 御中は会社・部署宛、様は個人宛で使い分ける

• 郵便番号は右上枠、差出人は裏面左下が基本

（縦書きの基本を押さえると、公式文書でも安定した印象になります。）

在中の書き方と赤字やサイズなど大事なコツ

在中表示は配達や社内回覧での識別を助け、ビジネスでは効果的です。縦書き封筒では表面左下に赤字の角枠で「請求書在中」「見積書在中」などと明記します。文字は周囲よりやや大きめ、明朝体が読みやすく、赤ペンまたは赤スタンプが実用的です。横書きなら表面の右下または左下に水平配置します。A4封筒（角形2号）では封緘部から十分に離し、運送ラベルや郵便バーコードの妨げにならない位置が安心です。重要書類を複数同封する場合は最重要名のみを在中に記すのが整理上のコツです。個人情報を含むなら「機密」「重要」の併記や赤ラインを上下に引く方法もありますが、過度な装飾は可読性を下げるため避けます。宛名に「行」や「宛」が印刷された返信用封筒に対し、送付側で御中へ訂正する時は、黒または二重線で「行」を丁寧に抹消し、右側に御中または様を入れ替えます。縦書き・横書きとも消し方は線で消して正しい敬称を追記が基本で、修正液は見栄えを損ねるため控えます。

• 在中は赤字・角枠・左下配置（縦書き）

• 横書きは右下か左下に水平で明記

• 返信用の行は二重線で消し、御中や様に訂正

（在中は配達効率と保護のサインです。位置と赤字を統一して視認性を高めましょう。）

横書き封筒の書き方と会社宛の分かりやすい配置例

横書きは英数字やビル名が多い住所、国際表記、運送ラベル併用時に便利です。宛名は中央に大きく会社名→部署→役職→個人名の順で記し、会社・部署宛は御中、担当者が判明していれば個人名に様を付けます。住所は左上から横方向に都道府県→市区町村→番地→ビル名→階→部署内線の順で続け、英数字は半角で問題ありません。郵便番号は左上に七桁をハイフン付きで統一すると読み取りやすいです。差出人情報は裏面左上または表の左下に小さめで配置し、電話やメールは必要に応じて追記します。採用や請求書送付時は、宛名の末尾に採用ご担当者様や経理部御中が明確で誤配を防ぎます。苗字だけの個人宛は避け、フルネームが望ましいです。A4封筒（角形2号）での実務配置例は下のとおりです。

• 宛名中央・住所左上・在中右下（または左下）の三点を揃える

• 御中と様は併用しない、担当者不明は部署名+御中

• 英数字・ビル名は横書きで視認性が向上

（横書きは情報密度の高い宛先でも迷いにくく、社内配布がスムーズになります。）

返信用封筒の行を御中に直す時のミスしない書き換えマニュアル

「行」や「宛」の消し方・マナーの基本

返信用封筒に既印字の「行」や「宛」がある場合は、二重線で消して近傍に御中を追記します。修正液や修正テープは郵便やビジネスのマナー上ふさわしくありません。にじみにくい黒インクのペンで、元の文字が読める程度に細めの二重線を引くのがコツです。会社や団体に送るときは敬称が御中、個人名が明確なときは様を使います。封筒の書き方で会社宛に迷ったら、宛名の末尾が組織なら御中、個人なら様という基準が安全です。返信用でも差出人である自分の住所氏名は裏面左下に明瞭に記載しましょう。A4封筒など大きめサイズでもルールは同じで、配置のバランスと可読性を優先します。

• 修正液NG・二重線で訂正

• 黒インク推奨・細めの二重線

• 組織宛は御中・個人宛は様

• 差出人は裏面左下に明記

補足として、在中表示が必要な書類は赤字で「請求書在中」などを別位置に記します。

縦書きで行を消す場合と御中の書き添え方

縦書きの返信用封筒では、宛名の流れを崩さずに縦方向の二重線で「行」や「宛」を消し、やや右側に御中を縦書きで添えます。線は文字幅に収め、濃淡が均一になるよう丁寧に。御中は宛名の末尾と一直線上に配置し、文字サイズは宛名より半字ほど小さめが上品です。会社名や部署名に役職が続く場合も、個人名が無ければ末尾は御中に統一します。学校や役所、団体、係名でも同様で、縦書きの配置は中央線を基準に余白を保つと整います。封筒の書き方を会社宛で統一するとき、個人名が判明したら御中ではなく様に切り替える点だけは必ず守りましょう。郵便番号枠がある縦型でも宛名面のレイアウト原則は変わりません。

適切な余白と文字サイズの差が、読みやすさとビジネスの印象を高めます。

横書きでの訂正と御中のスマートな位置

横書きの場合は「行」「宛」を横方向の二重線で消し、直後の右側またはやや右上（右肩）に「御中」を横書きで加えます。住所→会社名→部署名の順に記し、末尾を御中で締めると整います。A4封筒の横書きでも同じで、宛先は左上から中央へ、差出人は裏面左下が見やすい配置です。封筒の書き方を会社宛に適用する際、御中と様の併用は不可で、迷ったときは担当者の有無で判断します。既印字の「行」を消す際、太いマーカーでの抹消は避け、文字を識別できる程度の二重線に留めると清潔感があります。返信や求人応募の書類でも、在中表示と宛名の敬称は干渉しない位置関係を守りましょう。

1. 「行/宛」を細めの二重線で横に消す
2. 直後の右側か右肩に「御中」を記す
3. 会社・部署名の正式名称を必ず確認
4. 個人名がある場合は御中ではなく「様」

この順で進めると訂正跡が最小で済みます。

係と御中はどう扱う？正しい添え方ガイド

「総務係」「採用係」など係名が印字された返信用封筒では、係はそのまま残し、末尾に付いている「行」や「宛」のみ二重線で消して、係の後に御中を添えます。つまり「採用係御中」が正解で、「係御中」を別語として並べたり、「係様」や「係御中様」の併記は避けるのがルールです。係は組織内の担当窓口を示す語なので、敬称は組織宛の御中が適合します。会社や団体、学校、役所でも同様で、担当者の個人名が特定できるときのみ「様」に切り替えます。封筒の書き方で会社宛の基本を守ると、請求書や求人関連の送付でも齟齬が出ません。横書きでも縦書きでも、係の語と御中の間は空きを詰めて一体で表記すると読みやすく、郵便物の仕分けもスムーズです。

封筒の書き方や会社宛で訂正が必要な時の対処法と失礼にならないマナー

封筒表面を訂正してもいい？現場で知る正解

封筒の宛名は相手の信用に直結します。基本は新しい封筒に書き直すのが最善ですが、差し迫った発送やA4封筒などで替えがない場合は二重線で訂正し、読みやすさを最優先にします。会社宛は正式名称→部署名→役職→担当者名の順で、個人名があれば様、組織のみなら御中を付けます。横書きでも縦書きでも原則は同じです。消しゴムでの擦り消しは汚れや破れの原因になるため避け、修正液は最小限にとどめます。差出人側のミスなら裏面で整えます。封筒書き方会社宛御中のマナーを外さず、見た瞬間に正しく配達・社内回付される体裁を意識しましょう。

• 誤記は原則書き直し、やむを得ない場合のみ二重線

• 御中と様の併用は不可。個人名が分かれば様

• 横書きでも敬称位置は変えない

• 修正痕は小さく、可読性を最優先

補足として、在中表示や赤字は内容物に応じて適切に配置し、郵便番号・住所は最新情報で統一します。

差出人の住所や氏名でミスした場合のベスト対応

差出人は裏面左下かフラップ下に記載するのが一般的です。ここで誤記が見つかった場合は、裏面の訂正は最小限にし、次回以降は印刷や住所スタンプを活用してヒューマンエラーを減らします。会社宛の信頼を損ねないため、表面の宛名側に修正痕を残さないことが肝心です。A4封筒の横書きでも差出人は下部に配置し、郵便番号は枠に合わせて明瞭に。自分の住所を書かないのは、未達時の返送ができず不都合が生じるため避けます。履歴書や請求書など重要書類では、在中の位置や担当者名の正確性も再確認します。苗字だけの個人宛は避け、可能ならフルネームに様が安心です。

短時間で整える場合でも、相手に伝わる整然さを崩さないことが大切です。

請求書や採用・役所宛など実例テンプレで迷わず書ける御中の使い方

請求書在中で会社宛の宛名はこう書く！分かりやすいテンプレ集

請求書などビジネス書類の封筒は、宛名の敬称で印象が決まります。基本は、会社名や部署名には御中、個人名には様です。個人名が分からないときは会社名（または部署名）に御中、個人が明確なら役職＋氏名＋様にしましょう。なお、御中と様の併用は不可です。横書きでも縦書きでも位置は同様で、宛名の最後に敬称を付けます。裏面の差出人は左下に自分の住所氏名を記載します。A4封筒や請求書在中の表記は右上や左下に在中と明記すると郵便での扱いがスムーズです。封筒書き方会社宛御中の基本を押さえつつ、ミスを避けたい場面で役立つテンプレを活用してください。

• 会社・部署宛（担当不明）：株式会社〇〇 経理部 御中

• 会社名のみ宛：株式会社〇〇 御中

• 個人宛（役職あり）：株式会社〇〇 経理部 課長 鈴木太郎 様

短時間で正確に書くなら、正式名称の確認と敬称の一発決定がコツです。

採用や就職活動にも役立つ宛名テンプレート

採用関連の封筒は、相手が団体か個人かで表現を切り替えます。担当者名が分からない場合は人事部御中、担当者が判明している場合は様です。履歴書を送るなら、封筒表に履歴書在中と赤字で明記し、裏面に自分の住所氏名と連絡先を記載します。採用ご担当者様は個人特定が難しい時に便利ですが、会社名と部署名の後に置き、御中と併用しないのが重要です。苗字だけしか分からない場合は、苗字＋様で問題ありません。横書き運用はビジネスで一般化しており、読みやすさを優先すれば失礼には当たりません。封筒書き方会社宛御中様の混在を避け、場面別テンプレで迷いをなくしましょう。

• 会社・部署宛（担当不明）：株式会社〇〇 人事部 御中

• 採用担当者名が判明：株式会社〇〇 人事部 佐藤様

• 担当者名不明の個人敬称活用：株式会社〇〇 採用ご担当者 様

状況に応じて最も丁寧な宛名を選べるようにしておくと安心です。

役所や学校へ封筒を送る時の御中マナーまとめ

役所や学校などの団体へ送る場合、課・係・学校名の直後に御中を付けます。たとえば、〇〇市役所 税務課 御中、〇〇大学 入試課 御中のように書きます。個人役職が宛先のときは様に切り替え、校長 〇〇 様、課長 〇〇 様とします。御中いらないという意見も見ますが、団体への敬称として御中は適切で、ビジネスや公的手続のマナーとして推奨されます。返信用封筒の「行」は投函前に二重線で消し、御中へ訂正します。縦書きは縦の二重線、横書きは横の二重線が自然です。行御中直さないのは非礼とされるため注意してください。封筒書き方会社宛御中横書きにも同じ原則が適用され、裏面の差出人記載も忘れずに行いましょう。

役所・学校は正式名称が多く、略称回避と敬称の統一が信頼感につながります。

メールで御中や各位・様を使い分けるポイントと封筒との違い

メール宛名に御中は必要？送り方の基本

メールは封筒と違い、件名や宛先欄が明確なので、宛名表現は簡潔に整えるのが基本です。団体や部署宛なら御中、個人宛なら様を使います。件名に御中は不要で、本文冒頭の敬称で十分です。宛先が会社や部署のみの場合は「株式会社〇〇 営業部御中」、担当者が特定できるなら「株式会社〇〇 営業部 鈴木太郎様」とします。封筒の宛名マナーと同様に御中と様の併用は不可で、個人名があるなら様に一本化が正解です。求人や請求書の送付でも同じ考え方で、封筒書き方会社宛御中の原則をそのままメールへ移植すると迷いません。署名には自分の会社名・部署・氏名・電話を入れて、返信先が即わかる状態にしましょう。

複数宛先や各位を使いたい場合の表現術

複数の相手に同一内容を送るときは、宛先の性質に合わせて各位や役職名＋各位を活用します。社内外混在や部署横断の場合は本文冒頭で対象範囲を明示するのが礼儀です。送信前のチェック手順は次の通りです。

1. 宛先の構成を確認（部署のみか、個人を含むか）
2. 宛名の形式を決定（御中・様・各位のいずれかに統一）
3. 本文冒頭で呼称を明記し、敬称の重複を最終確認
4. BCCでの一斉送信時は機微情報の露出を防止

複数担当者が判明しているのに御中でまとめると誰の行動にもつながらないことがあります。行動責任を明確にしたいなら個人名＋様、全体共有なら各位が有効です。

企画書や資料で御中を入れる時の正しい表記法

企画書・請求書・見積書など文書の表紙や送付状に記す宛先は、封筒とメールの宛名と一致させるのがポイントです。会社や部署に出すなら「株式会社〇〇 営業部御中」、担当者が明確なら「株式会社〇〇 営業部 鈴木太郎様」とし、役職名だけに様は付けないのがビジネスマナーです。履歴書や応募書類の送付状でも同様で、「採用ご担当者様」は可、「採用ご担当者御中」は不可です。縦書き・横書きいずれの資料でも敬称の位置は宛名の末尾に置き、タイトルや件名には入れません。封筒書き方会社宛御中の考え方をベースに、文書内・封筒・メールの三点をそろえることで、誤配や認識ズレを防げます。

英語での御中表現と海外宛の封筒の書き方も総まとめ

英語圏で御中にあたる表現と使い分け方

英語圏には日本の「御中」に完全一致する敬称はありませんが、目的に応じて近い表現を選べます。会社や部署など組織宛ならAttn: Department名やAttn: Title/Roleが実務的です。担当者不明の場合はTo whom it may concernが無難ですが、汎用的で形式的なため、可能なら部署名や役職名で特定しましょう。封筒の宛名では会社名→部署名→住所の順に置き、宛先行にAttn: Sales Departmentなどと明記します。メールやカバーレターでは冒頭にDear Hiring Manager,のように役職で呼びかけると自然です。日本語で迷いやすい「封筒書き方会社宛御中」の考え方は、英語では個人名が判明すればMr./Ms.＋姓、不明なら部署や役職で置き換えるのが基本です。併用は避け、AttnかTo whom it may concernを文脈で選ぶのがポイントです。

• Attnは実務向け、To whom it may concernは汎用的

• 個人名が分かればMr./Ms.＋姓が最優先

• 部署名・役職名での特定が読達性とビジネスの信頼向上に有効

補足として、ビザ申請や請求書などフォーマル度が高い書類は、宛名の特定度を上げるとレスポンスが安定します。

海外宛に送る時の住所表記や在中の伝え方はここをチェック

海外宛は現地式の並びが基本です。英語圏では宛名→会社名→部門→番地→都市→州/県→郵便番号→国の順が標準で、郵便番号は都市・州の後に置きます。日本語の「在中」は通じないため、封筒表面にInvoice enclosedやDocuments enclosedなどの短い英語表記で明示します。横書きが基本のため、「封筒書き方会社宛御中」の国内流儀は持ち込まず、左上に差出人、右下に宛先の欧文配置を意識しましょう。追跡が必要な書類はトラッキング付きの国際郵便を選び、社名・部署・担当者の綴りを公式サイト等で確認します。誤配を防ぐため、国名は最後に大文字で表記し、電話番号（国番号付き）を差出人面に添えると配送トラブル時の連絡がスムーズです。

上記を押さえれば、国や配送業者が変わっても迷いにくく、請求書や契約書が確実に届きやすくなります。

投函前の最終確認と封筒の書き方・会社宛御中に関するよくある質問

投函前にミスを防ぐためのチェックリスト

封筒の書き方は小さな見落としが信用に直結します。会社宛は組織名や部署名の後ろに御中、個人名が分かるなら様を付けるのが基本です。宛名は正式名称で省略せず、郵便番号や住所、ビル名・フロアまで正確に記載します。横書きでも縦書きでも可ですが、体裁はそろえましょう。差出人（自分の住所・氏名・電話）は封筒裏面左下に明瞭に。請求書や申込書などは「在中」を赤で囲み、内容物と宛名が一致しているかを再確認します。返信用封筒の「行」は二重線で消して御中または様に直すのが礼儀です。修正が出た場合は訂正印や新しい封筒への書き直しを優先し、にじみや誤字は避けます。投函前に封緘、切手の貼り忘れ、同封物の過不足を落ち着いてチェックしましょう。

• 会社・部署名＋御中／個人名＋様の使い分け

• 住所・郵便番号・ビル名までの正式記載

• 返信用封筒の行の消し方と敬称の付け替え

• 裏面の差出人明記と「在中」表示の確認

会社宛や御中のよくある疑問を総整理

「封筒の書き方会社宛御中」を迷わず使い分ける鍵はルール化です。基本は会社・部署・学校・役所などの団体宛に御中、担当者や個人名が判明している場合は様で、御中と様の併用は不可です。横書きでもマナー違反ではありません。横書き時は会社名→部署→役職→氏名→敬称の順で左から右へ、御中は組織名の直後に置きます。裏面は差出人の住所氏名を下部に小さめに記し、A4封筒（角形2号）なら横書きでも見やすく整理できます。返信用封筒の「行」「宛」は、縦書きは行を二重斜線で抹消し横に様や御中、横書きは行を二重横線で消して様や御中にします。「御中はいらない？」という場面は、個人宛が明確なケースや「採用ご担当者様」のように個人を想定する呼称を用いる場合です。誤記を見つけたら可能な限り書き直し、難しい場合のみ丁寧に訂正印で対応します。

よくある質問

• Q. 会社に封筒を送るとき、御中と書くべきですか？

  A. 組織宛なら御中です。担当者名が判明している場合は個人名＋様に切り替えます。

• Q. 会社の宛名に様と御中のどちらを使いますか？

  A. 団体宛は御中、個人宛は様です。併用はしません。

• Q. 封筒に御中はいらない場合は？

  A. 個人名が分かる場合や「採用ご担当者様」など個人扱いの呼称を使う場合はいりません。

• Q. 横書きの封筒はビジネスでダメですか？

  A. ダメではありません。横書きの体裁を統一すれば問題ありません。

• Q. A4封筒での宛名の書き方は？

  A. 角形2号を使い、会社名→部署→役職→氏名→敬称の順で中央寄せに整えます。

• Q. 返信用封筒の行御中の消し方は？

  A. 「行」「宛」を二重線で消し、横に御中または様を追記します。

• Q. 役所や係に御中はいらない？

  A. 役所・係・事務局など団体・部署宛には御中を付けます。

• Q. 宛名が担当者の名字だけの場合は？

  A. 「営業部 鈴木様」など名字＋様で差し支えありません。フルネームが分かれば望ましいです。

• Q. 差出人として自分の住所は書かないのはNG？

  A. ビジネスでは必ず記載します。返送や連絡が円滑になります。

• Q. 行を御中に直さないと失礼ですか？

  A. ビジネスでは直すのがマナーです。消さずにそのままは避けましょう。