トイレの水が引かない、流れが悪い、そんなトラブルは突然起こりますよね。
トイレ詰まりは日常生活に大きな影響を与えるため、早急な対処が必要です。
この記事では、トイレが詰まって水が引かない！という問題の原因や自分でできる対処法を初心者でも分かりやすく、すぐに実践できる内容をお届けします！
目次
トイレ詰まりで水が引かないときの対処法
ぬるま湯を使った対処法
ぬるま湯の温かさでトイレットペーパーや便、軽い有機物の詰まりを柔らかくし、流れやすくする方法。特別な道具が不要で、家庭で簡単に試せます。
- 40〜50℃のお湯（1、2リットル）
おそらく便器内に水が多く溜まってる状況かと思われます、まず初めに便器内の水位を下げるためにバケツなどを使用し便器内の水位を1/3程度まで下げます。
次に用意したお湯をゆっくりと便器の中に注いでください。勢いよく注ぐと床に水が溢れてしまう可能性があります。
注ぎ終えたあとは10分〜15分程度放置します。放置することによって排泄物やトイレットペーパーを柔らかくしつまりの解消に期待ができます。
放置したあとはタンクの水を少量（ハンドルを軽く押してすぐ離す）流し、流れを確認しましょう。
流れが改善しない場合は次の方法を試してください。
ぬるま湯に少量の食器用洗剤を入れるとつまり解消と同時に便器汚れ除去も同時に行うことができるよ！
ラバーカップ（スッポン）を使った対処法
物理的な圧力で詰まりを押し出すか引き戻す方法。トイレットペーパーや便、柔らかい異物の詰まりに効果的です。
- トイレの種類や形状に合ったラバーカップ
洋式：カップの先に突起があるタイプ
和式：フラットなタイプ
水位が高い場合はバケツなどを使用して水位を1/3程度まで下げてください。
水が少ないとラバーカップでうまく圧力を伝えることができない場合があるのでその際は水を追加してください。
ラバーカップを排水口にしっかりと圧着させ強く押し込んで圧をかけます。引き上げる際はゆっくりで構いません。
これを10回程度繰り返し、ゴボゴボという音や水の動きがあれば、詰まりが動いているサインです。
トイレットペーパーや排泄物によるつまりには有効的ですが、おもちゃなどの固形物には効果がないため注意が必要です。
先ほど解説したお湯と併用することでさらに効果的になります。
重曹とお酢をつかった対処法
重曹とお酢の化学反応（二酸化炭素の泡）で汚れを分解し、詰まり解消に期待ができます。
- 重曹（食用で可、100円ショップやスーパーで購入可能）1/2カップ（約100g）
- お酢（食酢でOK、穀物酢やホワイトビネガー）1カップ（約200ml）
- ぬるま湯
水位が高い場合はバケツなどを使用して水位を1/3程度まで下げてください。
重曹を便器の排水口に直接振りかける。均等に広がるよう、ゆっくり入れる。
次にお酢を排水口にゆっくり注ぐことで重曹と反応して泡が発生します。
泡が排水口を覆うように注ぎ、10〜15分放置。泡が汚れを分解させます。
40〜50℃のぬるま湯（1リットル）をゆっくり注ぎ、5分待ちましょう。
少量の水を流して流れを確認し正常なら通常の水量で流して終了です。
もし泡が溢れそうになる場合はお酢の量を減らしてください。
市販のパイプクリーナーなどを使った対処法
市販の強力な洗剤で排水管内の汚れや油脂を化学的に分解。頑固な詰まりや定期メンテナンスに有効です。
- 「パイプユニッシュ」「トイレハイター」「サンポール」など、トイレ用の強力なパイプクリーナー
成分に「次亜塩素酸ナトリウム」や「水酸化ナトリウム」が含まれるものが効果的
水位が高い場合はバケツなどを使用して水位を1/3程度まで下げてください。
パッケージの指示量（例：パイプユニッシュなら200〜300ml）を排水口に直接注ぐ。
便器全体に広がるよう、ゆっくり円を描くように注いでください。
説明書に記載の時間（通常15〜30分）放置してください。放置中は換気を徹底し、トイレのドアを開けておきましょう。
少量の水を流して流れを確認し正常なら通常の水量で流して終了です。
流れが悪い場合は、ラバーカップと併用するか、プロの専門業者に依頼することをおすすめします。
詰まり予防にもなるので月1程度使用しておくことをおすすめします！
トイレ詰まりで水が引かないときの原因
トイレ詰まりで水が引かないときの原因としては主に以下の原因が考えられます。
軽度のものであれば自分で対処することは可能ですが重度の場合自分で対処しようとするとかえって詰まりを悪化させてしまう場合があるので注意が必要です。
- 大量のトイレットペーパーを流した
- 流してはいけない異物を流した
- トイレットペーパー以外の紙製品
通常のティッシュもトイレに流せると誤解されがちですが水に溶けるように設計されていないため詰まりの原因になりやすいです。
普段からの対策・予防
日常的に以下の対策を取り、トイレ詰まりを未然に防ぎましょう！
- トイレットペーパーの適量使用
一度に大量（10枚以上）を流さない。少量ずつ流す。 - 異物を流さない
ティッシュ、生理用品、おむつ、ウェットティッシュは専用ゴミ箱へ。 - 定期的な清掃
月1回、パイプクリーナーや重曹＋お酢で排水管を洗浄。 - トイレタンクの点検
水量が少ない、流れが弱いと感じたら、タンク内のフロートバルブやゴムパッキンを確認（劣化している場合は交換）。 - 便器の洗浄
週1回、トイレ用洗剤で便器を磨き、尿石の蓄積を防ぐ。
トイレ詰まりで水が引かないときの対処法！原因についても解説！まとめ
トイレ詰まりの原因はトイレットペーパーや異物、排水管の汚れ、タンク故障、下水道や浄化槽、便器の構造など。
状況を観察して原因を特定し、適切な対処を。
軽い詰まりなら自分で解消可能だが、異物や繰り返す場合はプロに依頼。予防策で快適なトイレ環境を維持しましょう！
